【マウスにこだわれ!】第四章 柔軟性にこだわれ!メモリにこだわれ!
2マウス選びは、柔軟性と搭載メモリにこだわりましょう。
マウス選びは、柔軟性と搭載メモリにこだわりましょう。
“マウスにこだわれ!”シリーズは、パソコンの周辺機器の1つであるマウスの性能や用語について詳しく解説する連載形式の記事です。マウスの中でも高価な“ゲーミングマウス”のカタログには、一般大衆向けのマウスに比べて細かく性能が明記されています。このシリーズを通してマウスの基本知識を習得し、その知識をマウス選びの際に活用させてみましょう。
マウスにおいての“柔軟性”とは、いかに細かく設定ができるかということです。ハードウェア的なカスタマイズだけでなく、ソフトウェア的にカスタマイズも可能な時代です。より細かい設定ができ、使いやすいソフトウェアが望ましいでしょう。
第一章で述べたとおり、ゲーミングマウスは普通のマウスと違って多くのボタンが搭載されています。それらのボタンは、予め機能が割り当てられているものもありますが、ほとんどの場合、自分で機能をボタンに割り当てることができます。その割り当ては、マウスに付属しているCDのアプリを使って行います。
ROCCATのテクノロジー『EasyShift[+]』は、『EasyShift[+]』ボタンを押したときと押さないときの動作を別々に設定できるというものです。
分かりやすく例えると、ただ単に“ゼット”キーを押すと“z(小文字のゼット)”が入力されますが、“Shift”キーを押しながら“ゼット”キーを押すと“Z(大文字のゼット)”が入力されます。それと同じように、『EasyShift[+]』ボタンを押しながら左クリックを押すと、普通の左クリックとは違う機能を割り当てられる、というものです。
この機能の利点は、使えるボタン数が倍近くなるというところです。13 ボタンのマウスで、この『EasyShift[+]』機能を使った場合、『EasyShift[+]』ボタンを除いて 25 もの機能を同時に使えるようになります。つまり“ボタンが 25個 のマウスになる”といっても良いでしょう。
『EasyShift[+]』はROCCAT製品にしかない機能で、同社の最新マウスに搭載されています。
多くのゲーミングマウスの本体にはLEDが搭載されており、発光色を決められるものもあります。この発光色も付属アプリを使って決めます。
発光させられる色数や色は、マウスによって異なります。
先ほどのボタンや色の割り当てなど、マウスの設定をまとめて“プロファイル”といいます。プロファイルは必ずしも1つしか存在しないわけではなく、マウスによって複数のプロファイルを使い分けることができます。
例えとして「親指のボタンを押すと、Wを押したことにする」という設定をプロファイル1に設定します。次に「同じ親指のボタンを押すと、Sを押したことにする」という設定をプロファイル2に設定します。マウスで使うプロファイルをプロファイル1に設定し、親指ボタンを押すと「W」を押したことになり、マウスで使うプロファイルをプロファイル2に設定して、同じボタンを押すと「S」を押したことになります。
つまり「ボタンは1つでもプロファイル分だけ機能を割り当てられる」ということになるわけです。
高級なマウスには、マウス本体に“メモリ”が搭載されています。メモリが搭載されていることによって、ドライバが導入されていないパソコンでも割り当てた機能を使えるなんていう利点があります。
メモリにプロファイルが保存され、他のパソコンで使用する際はメモリからプロファイルを読み込む、といった形で動作します。
ジャガアポーが泣くのはじめてだ!!!。
フフフ…実は過去にもあったのですよ…(笑)