【レビュー】すべてのブロガーに読んでほしい本『文章力の基本』
4ブロガーに読んでほしいHow to本『文章力の基本』をレビューしてみます。
ブロガーに読んでほしいHow to本『文章力の基本』をレビューしてみます。
僕は、僕自身のことを“ブロガー”なんていっちゃっていますが、素人中の素人です。経験も4年程度しかありません。プロブロガーの足の爪にも及びません。
自身のサイトをデザインしていてよく思うのが「果たして中身はつまっているのか?」ということです。いくら美しいデザインのサイトであっても、中身がしっかりとつまっていなければ意味がありません。言うなれば、たこが入っていないたこ焼きみたいなもんです。
それに加え、僕自身の“文章力”は人並み以下です。
そこで“中身”、特に“文章力”を鍛えるべく、プロブロガーでもありジャーナリストでもある“篠原修司”氏によるニュースサイト『デジタルマガジン』にて、今年の春より“寄稿”という形ながらそれらを学んできました。
寄稿当初は様々な点を指摘されたものの、今では指摘されることも少くなりました。まだまだ人並み以下の文章力でしかない僕ですが、春より文章力が上がっていることは確かです。
こうして過去の記事を読み直してみると、つくづく自分の文章力のなさに痛感しました。それが「文章力を鍛えよう」と決意した決め手になりました。
文章力を鍛えるための本はいくつか販売されていますが、頭の悪い僕は理屈をあーだこーだいわれても理解できません。そこで、例文が豊富な本書を購入したわけです。
まずは何も考えずに以下の文章を読んでみてください。
この報道は明らかに、加害者だと疑われた人の人権が損なわれている。
この文章のどこがおかしいか分かりますか?おかしな部分が分かる人、何となく違和感を感じる人、もしくはおかしいと感じなかった人もいるかと思います。
恥ずかしながら僕はおかしいと感じなかった人です。
しかしこの文章、主語と述語によく注目してみてください。何かおかしいですよね。
この文章を簡略化すると“この報道が、人権を損なわれている”となります。“報道”が受け身になるのはおかしいと思いませんか。
そこでこの文章を訂正すると、
この報道は明らかに、加害者だと疑われた人の人権を損なっている。
となります。
最初の文章を読んで、全くおかしいと感じなかった人はごく少数でしょう。ほとんどの人が違和感を感じているはずです。
このように、自分(執筆する側)が伝えたい内容を、他人(読み手側)が正確に読めるとは限りません。そういう点で“文章力”というのは非常に重要なものだと思うのです。
本書のような“How to本”を買うとき、いつも僕が気にしているのは“見出しタイトルで要点が分かるか”という点です。
長ったらしい文章の中に「つまり~は~である。」なんて書かれていても頭に入ってきません。
しかし本書のように、見出しタイトルで要点が分かるようになっていると頭に入りやすいですし、興味がある項目から読み始めることができます。終わりが見えない長い文章を読むより、“1日1章”というように、まとまりごとに読めますからね。
先述の通り、本書は例文が非常に豊富です。
“~は~であるから、~するべきである。”なんて書かれても、実際の文章でどのように活かせば良いのか分かりません。本書のように例文がいくつもあると、自分が考えた文章を例文にあてはめれるのです。それに本書の例文は実用的なものばかりです。
“How to本”には、補足として“コラム”がありますが、本書のコラムは読みたくなるコラムです。
ほとんどの本のコラムは、話が難しすぎたり話が関係ない方向へいってしまうものが多いです。コラムを読み始めても、飽きて途中で飛ばしてしまうこともあります。
本書のコラムは、本文に書かれていることと同じくらい重要なことが書かれているため、“使える”コラムです。最初から最後まで飽きること無く読めますね。
本書は“はじめに”から始まりますが、前置きが短いのが特徴です。
ほとんどの本は“はじめに”自体が非常に長く、それだけで読むのがイヤになってしまいます。
本書では“はじめに”自体が短く、次のページをめくれば知りたいことがすぐに出てくるようになっています。
理由1の“見出しタイトルで要点が分かる”と関係してきますが、読者の知りたいことをすぐに知れる仕組みになっています。
僕がいうのも失礼な話ですが、最近のブログは日本語として成り立ってない文章が目立ちます。
普通の日記ブログならば良いのですが、特にニュースサイトでは文章に力を入れる必要があります。
僕も含めて、ブロガーの皆さんは一度本書を読んでみることをオススメします。“文系だから”“大人だから”といったものは無しで、初心に返って読んでみてください。新しい発見があるはずです。
文章力を磨いて、格好良いブロガーを目指しましょう!
ニホンゴムズカシー!(>Д<;)
私もしょっちゅう変な日本語使っちゃいます。。。
意識しててもたまにおかしなことに・・・
確かにこの本は良さそうですね!
どうも、コメントありがとうございます!
日本人なのに日本語が下手っていうのは何だかおかしい感じがしますよね。でもやっぱり日本語は難しいです!
そう考えると日本語がとても上手な外国人って尊敬しちゃいますね。ただでさえ「私」「俺」「拙者」など主語が多い上に日本人以上に日本語が上手なんて…!
やっぱり意識しないと変な日本語になってしまいますよね!僕も無意識で上手な日本語を書けるようなブロガーになりたいです。機会があれば是非読んでみてください♪
> この報道は明らかに、加害者だと疑われた人の人権を損なっている。
「人の人権」は重ね言葉で、正しい日本語ではないように思います。。
「加害者だと疑われた人」は「被疑者」の3文字で置き換えられるのでは?
あと、「だと」よりも「であると」の方が格好良い日本語ですよね。
「損なっている」よりも「損ねている」の方が自然で言いやすいと思いますがどうでしょう。。
どうも、コメントありがとうございます。
申し上げられた例文は、今回ご紹介した本の中にあったものです。それと当記事を読んでいただければおわかりのように、僕はあまり日本語が上手ではありません><
そういうことから、本当は何が正しいのか分からない状態です…(汗)。
でもたしかに「被害者」と置き換えることもできますね。「損ねている」と「損なっている」は何となくですが、意味が違う感じも…するかも…。
うーん…質問に答えられるように、日本語についてもっと学んでいきたいです><