【マウスにこだわれ!】第一章 形にこだわれ!ボタンにこだわれ!
0マウス選びは、形とボタンにこだわりましょう。
マウス選びは、形とボタンにこだわりましょう。
はじめに、マウスの性能うんぬんの前に知っておいてほしいことがいくつかあります。「マウスについて全く分かりません!」という人や「とりあえず一番良いマウス教えてよ!」という人もいるかもしれません。しかし、誰が使っても大満足で最強の“万能マウス”というマウスは存在しないのです。
マウスは多くのメーカーからリリースされてきましたが、“形”、“大きさ”、“重さ”、“ボタンの位置”、“ボタンの数”、“センサ”など、多くの視点からの評価になるため、誰にでも受けるようなものはないのです。
また最高のマウスを購入したとしても、“マウスの下敷きとなるマウスパッドが安価なものでは効果が得られない場合がある”ということを頭に入れておいてください。マウスパッドについては本シリーズ中にご説明いたしますが、意外にもマウスパッドがマウス操作に与える影響力はかなり大きいです。
以前までは両手対応マウスが主流でしたが、最近では安価なマウスでも、右手専用マウスが徐々に増えてきているようです。
必ずしも、自分の利き手と同じ利き手専用マウスが使いやすいとは限りません。しっかりと作られていない利き手専用マウスは、本当に持ちやすい形になっていない場合があります。
また、両手対応マウスの方が持ちやすいと感じる人も多いようです。
これは一人一人感じ方が違うため、正確に言えることではありませんが「今まで両手対応マウス使ってたから、利き手専用マウスだと持ちにくい、違和感がある」など、慣れからして持ちやすさが決まってくる場合があります。
“ゲーミングマウス”は名前の通り、ゲームをするために作られたマウスで、価格を気にせず性能重視の高級マウスです。ゲーミングマウスは比較的右手専用マウスが多いイメージがありますが、最近では両手対応ゲーミングマウスもリリースされてきました。
マウスにはボタンがありますが製品によってボタン数や配置、大きさなど大きく違います。とりあえずここでは、一般的なマウスに搭載されているボタンを説明したいと思います。
上の画像を見てもらえればお分かりかと思いますが、基本的なマウスは、操作を確定する“左ボタン”、メニューを表示させる“右ボタン”、スクロールをする“ホイール”があります。
これら3つのボタンが搭載された一般的なマウスを“3ボタンマウス”と言います。
先ほどご紹介した“ホイール”ボタンですが、最近では“チルトホイール”と言われる、上下のスクロールだけでなく、左右に傾けることも可能なホイールを搭載しているマウスが多いです。
2003年に初めてMicrosoftがチルトホイールを搭載したマウスを発売し、その後大手マウス取り扱いメーカーがチルトホイールを搭載したマウスをリリースしてきたため、今ではそこまで珍しいものではありません。
なお、チルトホイールの左右の傾けたときのスイッチもボタン数として数えます。そのため、先ほどの3ボタンマウスにチルトホイールを搭載したマウスは、“5ボタンマウス”になります。
ホイールには先ほどの“チルトホイール”というものがあります。チルトホイールはボタンに関することですが、ホイール部分についてもう少し詳しく見ていきましょう。
ホイールのローラ部分の周り方は2つあり、1つは「ぬぅーっ」と強くはじくと回り続けるもの、2つ目は「グリッグリッ」と一定間隔ごとに回るものがあります。後者の一定間隔ごとに回るものを“クリック・トゥ・クリック”と言います。
一般的なマウスのホイールは、このクリック・トゥ・クリック式になっています。ゲーミングマウスなどの高価なマウスでは、このホイール式を変更できるものもあります。
以上で紹介したボタンの他にもボタンがあるマウスはたくさんあります。
特に多いのが、親指があたる部分にボタンがついているマウス。この部分のボタンのことを“親指ボタン”と言います。一般的な親指ボタン搭載マウスの親指ボタンの数は2つであり、このマウスのことを一般的に“5ボタンマウス”と言います。
ゲーミングマウスなど高価なマウスでは、親指ボタン以外にもボタンが多くついているマウスが多いです。