Apple公式サイトのメニューから“iPod”がなくなった理由を考察してみる
24Appleの公式サイトのメニューから“iPod”がついに消えたので、その理由を考えてみました。
Appleの公式サイトのメニューから“iPod”がついに消えたので、その理由を考えてみました。
日本時間6月9日の午前2時に、Appleは“WWDC 2015”と呼ばれる自社製品の発表会を開きました。WWDCでは、iPhoneやiPad、Macのようなハードウェアではなく、OS XやiOSなどといった新しい(バージョンの)ソフトウェアが発表され、その中の1つが『Apple Music』です。
『Apple Music』は、月額課金制のオンライン音楽ストリーミングサービスです。つまり、「毎月一定金額を支払えば、どのアーティストの、どんな曲でも聴き放題だよ!」というもの。この手のサービスは『Apple Music』以外にも既に存在しており、代表的な類似サービスとしては『Spotify(スポティファイ)』が挙げられます。
『Spotify』も含め、音楽ストリーミングサービスが日本で話題になったことは1度もありません。これは、通称“JASRAC”と呼ばれる著作権協会が絡んでおり、(他国に比べて異常に厳しい)著作権の問題から、日本ではサービス展開できない現状にあります。
『Apple Music』は、月額9.99ドルで3,000万曲以上を聴き放題できるWebサービスです。iOSやMac、iPodを初めとし、Apple TVやPC、そしてAndroidにも対応する模様。
『Apple Music』のアイコンは、iOSに搭載されていたミュージックアプリのアイコンと同形状で、色が変えられているのみ。iOSのミュージックアプリは、この『Apple Music』に変わるため、“ミュージックアプリと『Apple Music』が統合された”と表現して良いでしょう。
Windows機やMacでは、『iTunes』に搭載される予定です。
『Apple Music』の登場によって、Apple公式サイトのメニューバー(グローバルナビゲーション)のリストアイテムは、以下の9個になりました。
ちなみに『Apple Music』が発表される前は、“iPod”と“iTunes”というアイテムがメニューバーに存在していました。
“iPod”がメニューバーから消えたことから、インターネット上では「iPodはディスコン(生産終了)になったのでは…」という声も目にしましたが、iPodは継続販売されるようです。
iPodの公式サイト自体、消滅したかに思えますが、実はiPodのページは残っています。
『Apple Music』のページ下部に、iPodと『iTunes』の画像とともに、公式ページヘのリンクが貼られているのです。
最近のAppleは、音楽プレーヤーの価値を重視しない傾向にあります。そのことが考えられる要因は以下の4つ。
一言で表せば、“AppleはiPodの未来に期待していない”ということになります。Appleが毎年iPhoneやiPad、そして新しいジャンルとして『Apple Watch』を開発したことから、iPodの開発を最小限に抑えているのも明らかです。最後に新型iPodが発表されたのは、『iPhone 5』が発表された2012年で、約3年間アップデートされていないことになります。
iPhoneが登場したときは「電話だけじゃない、iPodの機能が使えるんだ!」ということをウリにしていましたが、今ではiPodは「iPhoneの機能の一部が使える!」と、iPodはiPhoneの下位互換機に成り下がってしまいました。
それもそのはず、あまりにもiPhoneが売れてしまっていることから、iPodを購入するユーザが減っているのです。
iPhoneの登場後、『iPod touch』を含む多くのiPodは、動画再生やラジオ視聴などといったマルチメディアデバイスへと変貌していきます。音楽好きな人は多機能化よりも音質向上化を求めており、Appleもその声を耳にしていたことでしょう。しかし、Appleは収益がより見込める多機能化へフォーカスをあて、純粋な音楽プレーヤーとしての価値を重視しなくなりました。
これら3点から分かることは、Appleは『Apple Music』を音楽再生デバイスの基点にしようと試みていることが分かります。
今までは、“iPodを購入すれば音楽が聴ける”という、iPodの下に音楽という概念がぶら下がっているかのような主従関係でした。それに対しこれからは、“音楽を聴くためにiPodを購入する”という、音楽の下にiPodがぶら下がる関係になります。
つまり、iPodは『Apple Music』のクライアントデバイスへとなるのです。
このことは、『Apple Music』のページのiPodや『iTunes』が紹介されていることから明確です。まるで「iPodや『iTunes』を使えば『Apple Music』が使えるよ!」と言わんばかりのページ構成になっています。
iPhoneやiPadでiPodの機能がすべて使える今、iPodは単なる『Apple Music』のクライアントデバイスという位置づけになります。このことから、今後iPodが積極的に開発される可能性は低いでしょうし、iPodのラインナップも減る可能性も考えられます。
なるほどです。
Apple Music が普及してしまえば、iTunes Store はなくなってしまうのですかね。iTunes Radio も。。。
個人的に「なぜ『iTunes Store』と統合しなかったのだろう…」と思っています。『iTunes Store』内に月額課金制のサービスとして実装しておけば、新規ユーザの混乱も起こりにくいと思いますし、ミュージックアプリはミニマム設計にすべきだと思います。
まぁでも、Appleとしてはサービスが注目されて欲しいからこそ『Apple Music』というサービス名を用意して、大々的に発表したのでしょうねぇ。
なるほど、面白い考察ですね。
とすると、新しい iPod (touch) が発表されるのは、現行機種が古くなりすぎて新しい iOS のアップデート対象外になるタイミング……ということでしょうかね。
個人的には、こういったクラウドベースのサービスを屋外でも日常的に利用するには、(田舎の地下鉄のトンネル内など)まだまだインターネット環境が整っていないところもあり、何より 7GB の通信量制限もあったりして、日本で普及するのにはかなり時間がかかりそうだなと思っています。
『Wallet(旧Passbook)』にしろ『Apple Pay』にしろ、Appleが発表するサービスは米国向けですからね。…まぁAppleが米国企業だからしょうがないのですが…。
日本での普及はまだまだ課題がありますが、キャリア側がそれに合わせたプランか何かを用意してくれれば、そういった米国向けのサービスも普及するかもしれませぬ…。
確かに最近iPodはAppleに見放されているかのようでしたね。しかしスマホが買ってもらえない中学生などにはiPodTouchは大きな需要があるのではないかと思います。Apple Music、僕も楽しみにしています。
時代も時代ですし、僕は「最近の学生の8割はスマートフォンを持っている」と思っちゃっているのですが、違うんでしょうか?
そうなのであれば、『iPod touch』のようなガジェットは学生にとって重宝するものかもしれませんね。
割りと『iPod touch』以外のiPodが生産終了になり、『iPod touch』が『iPod』という名前になる未来が見える気が…。
僕はiPod classicを持っているので前にゲームが入れられなくなった時も悲しかったです。また入れられるようにして欲しいです。
『iPod touch』や『iPhone』が普及する前の『iPod nano』や『iPod Classic』向けに公開されていたゲームは、レトロ感があって良かったですよね!
時代ですなぁ…。
iPod愛用者の僕からしてみれば少し悲しいですね…
今もiPod nanoを使ってるので…
もうiPodの時代は終わったのか。
いずれ“iPod”と呼ばれる製品がなくなる日も、遠くないかもしれませんな…。
iPod Classicが好きで次世代版がでないかと、Appleの発表会を楽しみにしたものです。世の中がDL販売形式からストリーミングサービスへと変化するなか、スタンドアロンで再生するiPodはもはや時代に合っていないのは解りますが、さみしいです。
日本だとTSUTAYAなどのレンタル業が存在するので、Apple MusicとiTunes Matchの住み分けが微妙なんじゃないかなぁって思ってます。
『iPod Classic』好きな人は、おそらく“大容量”である点と“クリックホイール”を搭載している点の2点が大きな要因だと思います。
クリックホイールは操作性も良く僕も愛用していたのですが、訴訟問題に発展しているため、今後クリックホイールが搭載されたApple製品が出ることはないと見ています…。
日本は、日本独自のメディア文化がありますからね〜。果たして『Apple Music』は日本で受け入れられるかどうか。
サヨナラ!アイポッド=サン……。
ほげー…。
iPodがいずれなくなる、というコメントが多いですが、私はまだ当分はなくならないと思います。nanoやshuffleの小ささは、特にスポーツをする人には魅力です。また、Apple Music は特定の音楽しか聴かない人にとっては割高なサービスなのでダウンロード購入サービスの継続は必要で、ダウンロードした音楽ならiPodが使えますから、iPodの需要は決してなくなるとは思えません。
ただ、今はiPhoneとの連携が必須のApple Watchが単体で動作するようになると、iPodはApple Watchと統合される可能性があるのではと思っていますし、そうなってほしいと思います。
『Apple Watch』がiPodの代わりになる…っていうのは十分有り得そうですね!
近くない未来かもしれませんが、『Apple Watch』のストレージ容量が128GB程度まで向上すれば、iPodは不要になりそうです。
そうなった場合、“腕時計型音楽プレイヤー”というより“音楽再生対応腕時計”なんていう市場が確率されるかもしれませんなぁ…。
iPodか.....友達が7/12にiPodtouchを買ってしまったのを思い出すw
発売日直前であれば、交換に対応してくれたような、してくれないような…。
随分前の記事ですが、iPodClassic愛用者です。
Classicに限った話なのかもしれませんが、以前画面の不調でAppleの正規店へと相談しに行ったところ、保証の対象外というわけではなく部品がなく修理が出来ない。新しいものとも交換することも出来ないと言われました。
今から大体半年ほど前でしょうか……。
まだまだ現役で使えていますし、資源には限りがあると分かっていながらも愛着があるものを手放す日が来るかもしれないと考えると寂しいですね。
新しいものが目まぐるしく発売されるなかで、古くても良いものを使い続けたい人間にとっては辛いご時世になりましたorz
『iPod Classic』には、訴訟問題になったクリックホイールが搭載されているので、部品の製造すら終了したのではないでしょうか。
クリックホイールは革命的とも言える入力方法なので、消えていくのは残念ですね…。
Appleは昔から顧客に対して買い換えを要求してきたので、「Apple製品を長く使おう」と考えているユーザにとっては合わない企業かもしれません。
(一応)iPodについての記事の記事なので聞いておきたいのですか、iPodはiPhone 7についてきたAppleの純正イヤホンには対応してますか?
iPhone 7付属のイヤホンは先端がLightning端子なので、Lightning端子を搭載したiPhone及びiPodが必要です。また、iOS 10以降のiOSがインストールされた端末でなければいけないので、iPodの中でも『iPod Touch』しか使えない状況となっているようです。
親にスマホは金がかかるからダメ!と言われ、
iPod touchで(幸い、自宅にはWi-Fi環境が)楽しんできた僕ですが。。。
ちょっとこれはイタイですね。
出来ればiPhone8発表と同じ時期には新しいのが欲しいです…
この記事ちょっと変じゃないかな
>『Apple Music』というサービスを世に広めたいAppleにとって、クライアントデバイスとなるiPodは必要不可欠です。すぐに生産終了することはないでしょう。
>Apple MusicのクライアントデバイスとしてのiPodは成り立たない
そもそもApple Musicはネットにつながっていないと利用できないわけで、モバイルルーターを持ち歩くかWi-Fiスポットでも使わない限りネットに繋ぐことができない”ポータブル”音楽プレーヤーがクライアントデバイスとして相応しくないことは明らかだと思います
>iPhoneでも『Apple Music』を利用できますが、データ通信料や通話料などで月額>利用料がかかるiPhoneを手に入れてまで『Apple Music』を利用する人は少ないで>しょうから…。
逆です
実際にiPhoneがここまで普及したからこそのApple Musicというサービスを開始したんです
さらに言えば、Apple MusicはAndroidでも使えるため、iPhoneというよりもスマホがここまで普及したからこそのApple Musicです