大手キャリアから、月々1700円でiPhoneを使えるMVNO『IIJmio』へ移った結果…ウハハハ

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大手キャリアから、月々1700円でiPhoneを使えるMVNO『IIJmio』へ移った結果…ウハハハ

月々1700円でiPhoneを利用できる格安キャリア『IIJmio』を使ってました。

シナモン
ジャガアポー
パイナポー

MVNOとは?

去年から話題に挙がってきた“MVNO(エム・ブイ・エヌ・オー)”。
「名前だけ聞いたことがある」「概要は知っているけど、詳細は知らない」という人もいると思います。MVNOをWikipediaで調べてみると、こんな説明がされています。

仮想移動体通信事業者(かそういどうたいつうしんじぎょうしゃ、Mobile Virtual Network Operator, MVNO)は、携帯電話やPHSなどの物理的な移動体回線網を自社では持たないで、実際に保有する他の事業者から借りて(再販を受けて)、自社ブランドで通信サービスを行う事業者のこと。対義語として、自社網をMVNO事業者に提供する側を、移動体通信事業者(MNO)と呼ぶ。

意味分からないですね

執筆時現在、“日本三大キャリア”と言うと、Softbank、au、docomoが挙げられます。これらのキャリアを利用している人は非常に多く、大きな企業だけに“サポートが手厚い”というイメージがあります。しかしながら、この3社の月額費用は増加傾向にあり、その月額に不満の声があがってきました。そこで注目されるようになったのがMVNOです。

MVNOを簡単に説明すると、“大手キャリアではない、格安で携帯電話を利用できる小さなキャリア”です。
“格安”と聞くと「安いのは良いけど、繋がりにくいなんてこともあるのでは?」と危惧する人もいるかもしれません。MVNOは、先ほど挙げた大手キャリアの電話回線、通信回線を利用するため、通信品質を心配する必要はありません。

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大手キャリアの回線を利用しながらも、大手キャリアより月額費用を抑えられるMVNO。
先日ご報告したとおり、僕は『iPhone 5』から『iPhone 5s』へ乗り換えました。そしてこの機に、Softbankから『IIJmio』と呼ばれるMVNOにキャリア変更しました。
1月上旬に乗り換えたばかりなので、まだ1ヶ月弱しか利用していませんが、その利用レポートとMVNOの実態を書きたいと思います。

パイナポー
ジャガアポー

月額7,500円→1,700円 になりました

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Softbankで『iPhone 5』を利用していたときの月額。

2012年12月から2014年12月まで、僕は『iPhone 5』をSoftbankで契約していました。iPhone本体の代金は2年間の分割払いとなっていたため、本体分割費用も含めると、毎月の支払総額は 7,500円 前後。「スマートフォンなんて、このくらいお金かかるでしょ」なんて思っていましたが、今思えば「支払い過ぎたなぁ…」と。

2015年に入ってすぐに『iPhone 5s』を購入し、MVNOの1つ『IIJmio』というキャリアと契約しました。
詳しいことは後述しますが、iPhoneをMVNOで利用する場合、キャリア契約の前にiPhone本体を購入する必要があります(原則として一括払い)。初期投資はそれなりにかかりますが、毎月の支払総額は 1,700 円前後。Softbankを利用していたときよりも、5,000円 近く安く済んでしまったのです。

MVNOに移ると、毎月どれだけ安くなるのか

MVNOの特徴を列挙する前に、いかにMVNOの月額費用が安いかを紹介したいと思います。
大手キャリアのプランは選択肢が多く、すべてのプランの料金を算出するのは大変なので、各キャリアで最も安いプランをチョイスした場合と、MVNO『IIJmio』のプランを比較してみます。
比較条件は以下のとおりです。

  • 契約と同時に購入する機種は『iPhone 6 16GB』
  • 乗り換えや機種変更ではなく、新規契約プランを選択する
  • 音声通話(電話)が可能なプランを選択する
  • LTEを利用できる回線を契約する
  • 月あたりの最大転送量が 2GB までのプランを選択する
  • 学生や家族割引を適用させない
以下に示すプランや価格は、執筆時現在のものです。また税込価格は、消費税を8%として算出しています。

auの場合

項目 内容 月額費用
料金プラン 電話かけ放題 2,700 円
ネット接続サービス LTE NET 300 円
データ定額 月2GBまで 3,500 円
月額合計 7,020 円(税込み)

Softbankの場合

項目 内容 月額費用
料金プラン 基本プラン 2,700 円
ネット接続サービス S!ベーシックパック 300 円
データ定額 データ定額パック(2GB) 3,500 円
月額合計 7,020 円(税込み)

docomoの場合

よく分かりませんでした

パイナポー
ジャガアポー

MVNO『IIJmio』の場合

MVNOの場合、契約と同時にiPhoneを購入することはできないので『iPhone 6 16GB SIMフリーモデル』を一括購入する必要があります。また、『IIJmio』では初期費用として 3,000円 がかかります。下の表では、これらの料金を2年間(24回)で割った料金を月額に加えています(金利は考慮していません)。

項目 月額費用
初期費用24回分割換算 125 円
月額料金 900 円
音声通話機能付帯料 700 円
SIMフリーiPhone代金 3,411 円
月額合計 5,547 円(税込み)

以上の結果から、Softbankやauなどの大手キャリアでは、月々 7,000円 程度かかるのに対し、MVNO『IIJmio』では 月々 5,500円 で済みます。これを2年間継続して払い続けると、大手キャリアでは合計 168,480円 支払うのに対し、『IIJmio』では合計 133,128円 支払うことになります。2年間では約 35,352円 もお得になるわけですね。

シナモン

ここで「そんなに安くならないじゃん!」と思った人もいるでしょう。『IIJmio』の月額 5,500円 というのは、あくまで『iPhone 6』を一括購入し、24回で分割払した際の月々の料金を加算した値です。もしも『iPhone 6』を購入せず、既にある手元の端末を使った場合は、月々 1,863円 のみ支払えば良いことになります。

大手キャリアとの契約で、同時にiPhone本体を分割払いで購入する場合、iPhone本体の値段を気にしない人がほとんどだと思います。しかしiPhoneは、スマートフォンの中でも高価な製品。iPhoneを大手キャリアではなくMVNOで契約した場合、大手キャリアよりも、2年間で 35,000円 近く得することができ、iPhoneよりも安い端末を使えば更に安く済みます。
MVNOは、大手キャリアよりも“機種によっては”圧倒的に安いのです。

MVNOのメリット

大手キャリアと比較したときのMVNOのメリットを、サラッとまとめてみます。

  • 月額費用が圧倒的に安い
  • 単純な料金プランが用意されており、月額がいくらか計算しやすい
  • 利用者のニーズに合ったプランが用意されている
  • 大手キャリアと同じ回線を利用できる
  • SIMカードの使い回しができる
  • 2年縛りがない

それぞれのメリットを細かく記述していきます。

月額費用が圧倒的に安い

MVNOの最大のメリットでもあり、MVNOを利用する一番の理由とも言えるでしょう。

SIMフリーの端末を各自用意しなければならず、MVNOは大手キャリアのような端末代分割払いに対応してくれないため、初期費用はかかります。しかし、既に手元にあるSIMフリー端末、もしくは、MVNOが利用している回線の大手キャリアで購入した端末を利用すれば、新たに端末を購入する必要はありません。

『IIJmio』は、docomoの回線を利用しています。docomoで購入した端末を持っている場合は、その端末を『IIJmio』でも使うことができます。

シナモン
パイナポー

単純な料金プランが用意されており、月額がいくらか計算しやすい

MVNOの料金プランは、非常に単純なところも評価できるポイントの1つです。

大手キャリアは用意しているプランの種類が多すぎて、結局月額いくらかかるのか分かりにくい状態です。『IIJmio』の場合、“インターネット利用だけでなく電話機能も利用するか”、“毎月何GBまで利用できるようにするか”の2つの項目内容を決めるだけで、月々の料金を算出できます。

利用者のニーズに合ったプランが用意されている

利用者のニーズに合ったプランが用意されているのも、MVNOの良い点。
毎日8時間以上パソコンに触れる僕でさえ、スマートフォンの毎月のパケット転送量は 2GB 以下です。というか、パソコンを使う人ほど、スマートフォンに触れる機会が少ないのかもしれません。
MVNOでは“毎月何GBまで利用できるようにするか”によって異なる料金プランが用意されています。『IIJmio』の場合、2GB、4GB、7GBの3つのプランが用意されており、僕は 2GB のプランをチョイスしました。

ジャガアポー

大手キャリアと同じ回線を利用できる

先述したように、MVNOは大手キャリアの回線を利用して、インターネットや音声通話を利用できます。国内の主要?MVNOと、利用する回線の大手キャリア名をまとめると以下のとおり。

MVNOの名前 利用回線先キャリア名
IIJmio docomo
OCN モバイル ONE docomo
BIGLOBE LTE・3G docomo
NifMo docomo
楽天モバイル docomo
DMM mobile docomo
DTI ServersMan SIM LTE docomo
b-mobile X SIM docomo
So-net モバイル LTE docomo
エレコム SkyLinkMobile docomo
mineo au
UQ mobile au

ご覧のとおり、docomoを利用したMVNOが圧倒的多数。対してauを利用したMVNOは『mineo(マイネオ)』と『UQ mobile(ユーキュー・モバイル)』の2つしか存在しません(執筆時現在)。
auで購入した端末をMVNOでも利用したい場合は、この2社から選ぶ必要があるでしょう。また、au回線を利用したMVNOでは、iPhoneを利用できない可能性が非常に高いので、よく調べてください。

SIMカードの使い回しができる

ガジェット好きにとっては、SIMカードを使いまわすことができる点は大きな利点となるかもしれません。

iPhoneとAndroidの端末を購入し、必要に応じてSIMカードを入れ替えることで、好きな端末を好きなときに携帯電話として使うことができます。もちろん、端末はSIMフリーモデルでなければいけませんが…。

ジャガアポー

2年縛りがない

MVNOで地味に嬉しいポイントが、2年縛りが存在しない点です。

「試しにMVNOを利用してみたいけど、すぐに解約できないのでは…」なんて思っている人にとっては朗報ですね。最低契約期間はMVNOによって異なるため、契約の際はよく調べましょう。『IIJmio』は、1年縛りとなっています。

MVNOで誤解されていること

MVNOでよく誤解されていることをまとめてみます。

MVNOは、電話ができない

そんなことはありません。
『IIJmio』では、電話を利用できないもののインターネットを利用できる“データ通信のみ”のプランと、電話もインターネットも両方利用できる“データ通信+音声通話”のプランが用意されています。

さすがに、携帯電話の番号を持っていないのは困るので、僕は“データ通信+音声通話”のプランをチョイスしました。

MVNOに移行すると、電話番号が変わる

そんなことはありません。
MVNOは、今現在大手キャリアで使っている電話番号を引き継ぐことができる“MNP”に対応しています。

大手キャリア、MVNOに限らず、MNPを利用すると手数料がかかります。

MVNOは、通信品質が悪い / LTEを利用できない

そんなことはありません。
何度も記述しているとおり、MVNOは大手キャリアの通信回線を利用しているため、通信品質が特別悪いなんてことはありません。また、LTEも利用できます(むしろ、LTEしか利用できないMVNOもあるようです)。

MVNOは、テザリングができない

すべてのMVNOでテザリングが可能かどうかは分かりませんが、僕が利用している『IIJmio』では、テザリングも利用できます

docomoで購入したAndroid端末のSIMロックを解除すると、MVNOによるデータ通信及び音声通話が可能になりますが、テザリングは利用できないようです。これは、SIMロックを解除しても、テザリングを利用するとdocomo専用のネットワークにAPNに接続されてしまうことが原因の模様。
ちなみに『iOS 8.0』移行のiOSでは正常にテザリングできるとのこと。

追記:2015年01月26日

MVNOのデメリット

ここまで、MVNOの利点のみを上げてきました。格安で携帯電話を利用できるのにはワケがあり、それがデメリットになります。ここでは、そのデメリットをまとめてみます。

  • キャリアメールが提供されない
  • 留守番電話サービスを利用できない
  • 電話かけ放題のプランが用意されていない
  • 手厚いサポートを受けられない

この中で、特に重要だと思うデメリットについて詳しく記述します。

キャリアメールが提供されない

キャリアメールを利用できない点は、大きなデメリットになるかもしれません。

大手キャリアと契約すると@softbank.ne.jp@ezweb.ne.jpなどのキャリアメールが提供されます。しかしMVNOでは、それらのメールアドレスが提供されないため、『Gmail』のようなPC用メールアドレスを用意する必要があります

手厚いサポートを受けられない

手厚いサポートを受けられない点は無視できないデメリットです。

僕は「そもそも、大手キャリアと契約していたときに、サポートを受けたことがないわ!」と思っていましたが、電話サポート以外の点で、MVNOを利用するリスクは存在します

2014年9月に、iPhone・iPad向けの最新OS『iOS 8』がリリースされました。

当時、唯一のau回線を利用したMVNO『mineo(マイネオ)』がiPhoneユーザの中で話題になっており、大手キャリアから『mineo』に移ったiPhoneユーザを多く見るようになりました。しかし、リリースされた『iOS 8』を『mineo』利用者のiPhoneにインストールすると、まったく通信できなくなってしまいました。そしてついに、2014年10月に『mineo』は『iOS 8』以降のOSが搭載されたiPhoneのサポートを打ち切りました。

原則として、iOSはダウングレードすることができません。『iOS 8』へアップグレードし、通信できなくなったからといって『iOS 7』へ戻すことは不可能です。

『iOS 8』へアップグレードした『mineo』を利用していたユーザのiPhoneは、ただの文鎮となってしまったのです。『mineo』を解約しようとするiPhoneユーザは当然いましたが、最低契約期間を満たしていないユーザが解約すると、違約金が発生します。ユーザは違約金が発生しない特例を求めましたが、結局『mineo』はそれに応じませんでした。

この『mineo』のiPhone打ち切り事件は、MVNOのリスクを明確に物語っています。

MVNOは、決して通信品質が悪いわけではありませんが、“一切通信できなくなる”ことも十分考えられます。そのような事態に遭遇した場合、インターネットを使って周りの状況を把握できるか、何が起きているか調べられるスキルを持っているか、が重要になります。

なぜMVNOに移行したのか

ここからが、本題。僕の体験レポートとなります。

パイナポー
ジャガアポー

冒頭でも述べたとおり、僕はSoftbankの『iPhone 5』から、MVNO『IIJmio』+『iPhone 5s SIMフリー』の環境へ移行しました。もちろん、移行するにあたってMVNOに関してよく調べ、メリット・デメリットの両方を把握ています。色々悩みましたが、結果としてMVNOに移行したので、その理由を挙げておきます。

  • 月額費用が安い
  • そんなに通信しない僕にとって 2GB プランは魅力的
  • “3日間で 1GB 制限”が存在しない
  • 留守番電話サービスを使ったことがない
  • そもそも電話する頻度が少ない
  • SNSが流行っている今、キャリアメールは不要
  • 使わなかったパケット転送可能量が翌月に繰り越される
  • SIMフリー端末が欲しかった
  • 『iPhone 5s ゴールド』を使いたかった

月額費用が安い

MVNOに移行した一番の理由は、月額費用の安さ。

Softbank時代は毎月 7,000〜8,000円 も支払っていました。「じゃあ実際、8,000円 で納得できるほどのサービスを受けているの?」と言われると、まず間違いなく、毎月 8,000円 を支払うほど価値のあるサービスを受けているとは言えませんでした

そんなに通信しない僕にとって 2GB プランは魅力的

次に大きな理由としては、そもそもあまりスマートフォンをいじらないというところ。

『iPhone 5』を契約したときは、1ヶ月あたりのパケット転送量が 7GB までのプランしか用意されておらず、僕もそのプランを選択しました。パソコンを頻繁に利用する僕は、スマートフォンをガシガシいじることはありませんし、毎月の転送量が 3GB を超えることすらマレです。

『IIJmio』には2GBプランが用意されており、なんと 毎月900円(税抜)で利用できます。念のために記述しておくと、これはあくまでデータ通信のみの料金で、音声通話を利用したい場合は別途、毎月 700円(税抜)が必要になります。それでも、毎月 1600円(税抜)で携帯電話を利用できるのは魅力的!

“3日間で 1GB 制限”が存在しない

「ガシガシスマートフォンを使うぜ!“毎月7GBまで”なんて少なすぎるぜ!」という人こそ頭を抱えるものが、“3日間で1GB制限”。

Softbankとauは、1ヶ月あたりの最大パケット転送量が何GBであっても、3日間で 1GB 以上のパケットを転送すると、通信速度が規制される仕様になっています。つまり、1度でもガーッと使うと規制がかかってしまうという、よくわからない状況になっています。

docomoのみ、この“3日間で 1GB 制限”が存在せず(正確には撤廃された)、『IIJmio』もdocomo回線を利用しているため、『IIJmio』も“3日間で 1GB 制限”が存在しません。僕は毎月 2GB までのプランをチョイスしたので、あまり関係ない話ではありますが、安心感はあります。

SNSが流行っている今、キャリアメールは不要

大手キャリアならではの利点は、“通話料金の安さ”“無料の留守番電話サービス”“キャリアメールの提供”の3つが挙げられます。

MVNOはあくまでデータ通信の安さに重点を置いているため、通話料金は割高です。僕はもともと、電話よりメールで連絡を取ることが多いので、通話料金が安くても「う〜ん、微妙」と思うだけです。それならば通話料金が高くても、データ通信料が安いMVNOを選んだほうが良いと判断しました。というか、スマートフォンユーザで「電話めっちゃしますぜ!」という人はあまりいないのでは?

数年前までは「携帯電話にキャリアメールは必須」とも言える状態でしたが、スマートフォンと共にSNSが普及した今、キャリアメールの必要性を感じなくなりました。もともとスマートフォンは、PCメールを携帯電話で利用する目的があり、それに合わせて設計されていますので…。

日本では『LINE』が流行しており、今どきの中高生はキャリアメールではなく『LINE』を使って文章をやりとりしているのではないかと思います。僕の周りも例外ではなく、『LINE』で連絡をとることが多くなりました。キャリアメールが提供されないことによるデメリットが全くないかと言われると微妙なところですが、提供されないからといって不安に陥ることはありません。

使わなかったパケット転送可能量が翌月に繰り越される

『IIJmio』の場合、使わなかったパケット転送量は翌月に繰り越されます

例えば、僕は毎月 2GB までデータ通信可能なプランをチョイスしましたが、1月に 0.5GB しか使わなかった場合、翌月の2月は 2GB+1.5GB の 計3.5GB まで利用することができます。“ムダなく使える”というのは良いものです、ホクホク。

ただし繰り越されるのは先月分のみなので、「10ヶ月、データ通信を我慢すれば、20GBいっきに使えるんじゃね?」という計画をたてるのはムダです。

SIMフリー端末が欲しかった

そして最後の理由としては、SIMフリー端末と『iPhone 5s ゴールド』が欲しかった点にあります。僕がどれだけ『iPhone 5s』を愛しているのかは、以前記述した記事をご覧ください。

何度も記述しているように、MVNOを利用する以上、SIMフリーの携帯電話本体を一括払いで購入する必要があります。iPhoneなら 8〜10万円 するので、初期投資として考えると少し高価ですね。しかし一括で払ってしまえば、もしその端末に飽きてしまったとき、他の端末を買うことで即座に機種変更することができます。大手キャリア契約の場合は、機種変更ですら面倒な手続きが必要となりますが、MVNOならば、SIMカードを差し替えるだけで機種変更できます。

先述したように、“SIMフリーモデルのiPhoneとiPad、Android端末を購入しておき、1枚のSIMカードを使いまわす”なんていったことも可能です。もちろん、金銭的に余裕のない人や端末に興味がない人にとっては、利点に感じないでしょうが…。

どんな人にMVNOはオススメできるか?

MVNOのメリット、デメリットを踏まえた上で、どのような人がMVNOを利用して満足できるか考えてみました。

MVNOに移行して恩恵を得られる人

MVNOに移行することによって、MVNOのメリットを得られる人の特徴を挙げてみます。

  • あまり電話をしない(『LINE』通話などを除く)
  • キャリアメールを利用しない
  • 連絡の主な手段が『LINE』などのSNSである
  • 留守番電話サービスを利用しない
  • データ通信料が比較的少ない(毎月 4GB 以下)
  • 何か問題が生じた際に、自分で調べられるスキルを持っている

MVNOに移行しても恩恵を得られない人

MVNOに移行しても、MVNOのメリットを大して得られない、むしろでデメリットでしかない人の特徴を挙げてみます。

  • 頻繁に電話をする(『LINE』通話などを除く)
  • キャリアメールを多少なりとも利用する / ないと困る
  • インターネットを非常によく利用する(毎月 5GB 以上)
  • 留守番電話サービスを利用する
  • 大手キャリアが提供するサービスを受けたい(『iモード』や『EZweb』など)
  • パソコンや携帯電話などの機械に詳しくない

MVNOは、スマートフォンを利用しない人ほどオススメできるのでは?

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ということで総評です。

MVNOに移行してから3週間ほど経過しますが、MVNOに移行して大満足でございます。自分にあったプランをチョイスでき、月額費用も抑えられる…、まさに僕が求めていたキャリアです。

最近の大手キャリアは、毎月のパケット転送量を選択できるようになったなど、MVNOでウリとなっている部分を吸収する傾向にあります。MVNOが登場したのはここ最近で、まだまだ発展途上のサービスです。大手キャリアとの立場が完全に逆転する可能性もありますし、大手キャリアがMVNOに対して「契約解除しますわ」なんて言い出したら、MVNOユーザは携帯電話を利用できなくなります。

MVNOの最大のメリットはその安さであり、最大のデメリットはいつ通信できなくなるか分からないリスクを伴うところにあると思っています。パソコンや携帯電話などの機械系に詳しくない人や、詳しい人が身近にいない人は避けた方が良いでしょう。


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『IIJmio』が提供する『みおぽん』というiPhoneアプリ。

ちなみに『IIJmio』では、『みおぽん』という虫唾が走るような名前のアプリを利用することで、今月の転送可能なパケット量を確認することができます。さらに、毎日のパケット転送量を確認することも可能。
上のアプリの画像は1月下旬に撮影したものですが、残りパケット転送量が 1GB 弱と、余り過ぎずギリギリ過ぎず、調度良くスマートフォンを使っていることが分かります。

僕の契約したプランは、毎月の転送可能パケット量 2GB のものですが、毎月 2GB 以上通信しているユーザはほとんどいないと思います。画像サイトや動画サイトを見ない限り、 2GB 以上通信することはマレでしょう。
自宅で動画や画像を見ることがあったとしても、自宅のパソコンを使ってみるか、もしくはWifiを利用して見るかのどちらかです。外出先で動画や画像を見ることが少ない僕にとっては、2GB で十分。むしろピッタリの転送量だと思っています。


先日執筆した『iPhone 5s』購入の記事でサラッと書きましたが、執筆時現在、『iPhone 6』及び『iPhone 6 Plus』のSIMフリー版は販売されていません

「『iPhone 6』もしくは『iPhone 6 Plus』をMVNOで使いたい!」という人は、中古かオークションサイトにて高値で入手するか、海外から輸入購入するしかありません。このまま販売が停止され続けることは考えられないため、無難な価格で入手したいのであれば、販売が再開されるまで待つのが吉だと思われます。

とりあえず僕は、『IIJmio』の最低契約期間である1年間だけ『IIJmio』を利用してみて、その感想もいずれ書きたいと思います。今のキャリアの価格に不満を抱いている人は、MVNOへの移行を考えてみてください!

あとがき
ジャガアポー
パイナポー
シナモン
ジャガアポー
パイナポー
ジャガアポー
シナモン
ジャガアポー
シナモン
シナモン
ジャガアポー
シナモン
パイナポー
シナモン
パイナポー
ジャガアポー
パイナポー
記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
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☆ひぃろ☆

MVNOに乗り換えを検討していた自分にはタイムリーな記事です(੭ु 。'ω' )੭ु⁾⁾♡
メリット、デメリット理解した上で利用する分には最適でしょうね。自分もそれなりに知識はありましたが確認したかったのでこの記事が参考になりましたよ。
そもそもこの記事が分かり易いので多くの人が理解し易いでしょうね〜
流石文章力のある人は一味も二味も違う(`・ω・´)シャキーン

ジャガアポー

 お〜、お役に立てて光栄です!
執筆するのに、予想以上に時間がかかってしまった記事です…(汗)
こういう「AはBより安い」的な記事を書くのは大変ですね〜。文章構成が難しいので、読みにくい部分があったらスイマセン…!

ゲゲゲのゲスト

>MVNOは、通信品質が悪い

ユーザ↔︎電波塔↔︎キャリアコアネットワーク↔︎mvnoネットワーク↔︎インターネット

こんな感じで通信をするので、キャリアコアネットワークとmvnoネットワーク間をやりとりする帯域で通信品質が決まります。
mvno業者によってはこの帯域を十分に確保しないところもあり、通信品質は業者によってバラバラです。
もちろんmvnoネットワークとインターネット間の帯域も重要です。
iijやocnはこれらの帯域を十分に用意しているためmvno業者の中では優秀であると聞きます。

ジャガアポー

 大手キャリアに比べると、迂回するネットワークが増えるためPING値が増加してしまう可能性はありますね。たとえ通信速度が早かったとしても、接続までに要する時間がかかる場合も考えられます。
 『IIJmio』は、さすが顧客満足度1位だけあって、様々な面で優秀なMVNOだと思います。OCNも優秀なのですね…今度友人に紹介したいと思います!

ゲゲゲのゲスト

とてもわかりやすい記事で素晴らしいですね。

一点だけ、MVNOについての誤解の中の「テザリングできない」についてですが、これはMVNO業者による、というよりは「DoCoMoと契約して購入した端末のSIMロックを解除して使う場合はテザリング出来ない」が正確だと思います(Docomoではテザリング時に専用のAPNに繋ぎにいく仕様になっているため)。

DoCoMoの端末はDoCoMoの回線を使っているMVNOではSIMロックがかかったままでも使えるため、DoCoMoと契約していて、回線費用を安くするためにSIMだけMVNOにするパターンの人は結構多いと思うので、上記の説明があるとより親切かなと思いました。

ジャガアポー

 どもども、ご指摘ありがとうございます!

「SIMロックを解除して…」ということは、俗にいう“白ロム化”のことだと思いますが、“白ロム化した端末ではテザリング利用不可”という認識でよろしいでしょうか?
 仰るとおり、docomoと契約しながらも回線費用を抑えたい人がMVNOに移行する傾向にありますが、docomo契約時に購入した端末であれば上記の白ロム化うんぬんの注意書きは不要なのでは?

 せっかくの有用なご指摘で、記事の品質を高めるためにも、質問させていただきました。

ゲゲゲのゲスト

横から失礼しますね。

>「SIMロックを解除して…」ということは、俗にいう“白ロム化”のことだと思いますが、“白ロム化した端末ではテザリング利用不可”という認識でよろしいでしょうか?

SIMロック解除=白ロム化では無いですね。白ロムとは契約情報が書き込まれていない状態、大雑把に言えばSIMカードが抜かれた状態のものを言います。そのためSIMロックの解除の有無は関係ありません。

テザリングの事ですがdocomoのandroid端末は特殊で、テザリング時に専用APNに繋ぐようになっています。厄介なのがSIMロックを解除してもこの制限は解除されません。
そのため、docomoのandroid端末ではテザリングが利用不可となります。(iOS端末は別です。8.0から可能になりました。)

ジャガアポー

 あらら、完全に白ロムとSIMロック解除を勘違いしていたようです。ご説明ありがとうございます!

 なるほど…SIMロック解除してもテザリングは不可能、ということですね…。たしかに、そこに引っかかりそうなユーザも多そうな気がするので、記事に追記しておきます!
わざわざありがとうございました。

レラーシカニー

使わなかった分をそのまま繰り越せるのは嬉しいですね。
しかし端末一括払いというのはキツイです。
ウチではDocomo使ってますが、iphone6の16GBモデルだと端末料かからないみたいですね

ジャガアポー

 大手キャリアも繰り越しプランを用意し始めたようですが、無駄なく使える感じがするので、“繰り越される”という事実があるだけでも満足度は高まりますね〜!
大手キャリアでは安価な端末は“実質0円”などと謳っていますが、あくまでそれは実質価格であって、端末自体が0円で購入できるわけではありません。
端末料が無料になる大手キャリアと端末一括払いのMVNO、結果としてどちらが安くなるのかは…計算しなければ分かりませんね(汗)

モバイルマニア

日本も、海外と同様の買い方が出来る様になってきましたね。
ヨーロッパでは、携帯電話とSIMが別々に販売している位ですから...

ジャガアポー

 いずれ脱ガラパゴスになることは分かっていましたが、ちょっと遅すぎた感があります。日本でも、端末とSIMの個別販売の文化を積極的に採用してほしいところ。

まーやん

いやはや、私も今年の9月が更新付きなので、MVNOを検討しております。
来月から、IIJmioでは通信容量が増加されるみたいですね。

2GBは3GB、4GBは5GB、7GB(ファミリーシェアプラン)は10GBになります。
今までの容量でも良い人なら、IIJmioの回線を使った(MVNE・回線提供元)「DMM mobile」も視野に入ると思います。

12時~13時の昼飯時の回線を快適に使うなら、「Nifmo」ですかね(-_-;)
どちらにしても、iPhone5S 64GB ゴールド SIMフリーが欲しいです。

ジャガアポー

 仰るとおり『IIJmio』は来月から、月あたりの最大通信量が増加されるみたいですね。インターネット上では「そもそも、それほど通信量を必要としない人が利用しているのだから、通信量が増えても嬉しくない」といった辛口が目に入りますが、僕にとっては嬉しいお知らせです。

 最大通信量が少ないプランを利用している以上、10Mbpsを超えるほどの通信速度を求めることは、めったにありません。僕は『IIJmio』の回線に不満を感じたことがないのデス!

打倒3キャリア

3キャリアの手厚いサポートとありますが、サポートという程の内容を受けた事がありません。
強制オプションや2年縛りを辞める気にならないのが不思議ですね

LGA774

とりわけドコモは「経営がソフトバンク化」と株主総会で指摘された後も“誰得・改悪・デッドコピー”の三重苦ですからねえ。

手厚いサポート(笑)

ゲゲゲのゲスト

iPhone 6 Plusを一括0円 CB3万円で購入しましたわ
月額はCare込みで2000円ですわ
かけ放題最高ですわ

要は、買い方、買い替え時期次第ですわ

ゲゲゲのゲスト

ジャガアポーさんの使わなくなったiPhone 5はどうなってるんでしょうか?
それてもiPhone 5をファクトリーアンロックでSimロック解除してたりしますか?
自分もau iPhone 5sを使ってるんですがまだ契約が1年残っており、月額は4200円と普通の人よりは安いんですが電話も通信も使わないのでちょっと高く感じてまして、simロック解除してMVNOとして使うか、またはSimフリー版iPhone 5sを買ってMVNOとして使うか悩んでますね~。
11月には4インチのiPhone 6cが出るという噂もありますし、悩みどころですね。

ジャガアポー

 使わなくなった『iPhone 5』は…放置ですね(汗)
もし『6c』に『Touch ID』が搭載されるのならば『6c』を買うのも手かもしれませんが、廉価版ということですし、搭載されなさそう…。

僕自身も『5s』を使い続けるか、『6s』を新たに購入するかで悩んでいるので、人にアドバイスできない状態です(汗)

mirukuma

細かいことですが、あとがきのところで「自信」が「自身」になっています…

ジャガアポー

 お、ご報告ありがとうございます。修正しました!

初心者

こんにちは(*^ ^*)
どの記事もとても分かりやすくて読みやすいので勉強になります!
auのiPhone5を2年使い、毎月約9000円も使っており、今月更新月なので中古のdocomoのiPhone5sゴールドを購入してMVNOに移りたいと思っているのですが、初心者は中古に手を出すのはリスクが大きいでしょうか?汗
一応デメリットは色々と調べてみたのですが、パソコン携帯の知識もかじってる程度なので、新品をきちんと買った方がリスクは少ないですよね汗
毎月の使用料も端末代も抑えたいけどiPhoneは使いたいと、ワガママなのですが宜しかったらご教授ください。よろしくお願いします( ; ; )

ジャガアポー

 こんにちは!
MVNOのデメリットを理解していれば、初心者でもMVNOに移行しても問題ないかと思われます。
Docomoの『iPhone 5s』を中古で購入されるのであれば、Docomo回線を利用したMVNOのみしか通信できない点に注意してください(au回線を用いるMVNO“mineo”では、SIMを認識できません)。

 これはMVNOに限った話ではありませんが、理由がない限り、Apple製品は最新機種を購入することをオススメしておきます。今年の秋にリリースされるであろう次期iOSは、『iPhone 5s』でもサポートされるかと思いますが、導入したら導入したでカクつきが気になりそうな予感…。
そこらへんのデメリットも承知の上であれば、問題ないでしょう!(僕は『iPhone 5s』+『iOS 8』を利用しています)

7500円(端末代あり)→1700(端末代なし)なので、わかりにくい。

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