【レビュー】部屋の明かりを“スマートフォンで操作するモノ”と定義する『Philips hue』
38『Philips hue』を大量に購入していたのでレビューしてみます。
『Philips hue』を大量に購入していたのでレビューしてみます。
今回ご紹介する『Philips hue(フィリップス・ヒュー)』は、“Philips(フィリップス)”によるスマート電球です。
スマートフォンの登場をきっかけに、ネットワーク通信や遠隔操作が可能な製品のことを“スマートデバイス”と呼ばれるようになりました。『Apple Watch』のような腕時計型デバイスは“スマートウォッチ”と呼ばれており、スマートデバイスの1つです。
『hue』はこれらスマートデバイスの中の1つで、ネットワーク通信で輝度や色を変更できる“スマート電球”です。
『hue』の特徴は、以下の通り。
…とまぁ、かなり多くの特徴を備えています。
『hue』自体は2013年に購入していたものの、あまり実用的な使い方ができていませんでした。
しかし、今年の3月に引っ越したとき、『hue』を大量に購入しました。
新しい部屋のほぼすべての箇所に『hue』を設置することで、『hue』の魅力を十分に感じられるようになったため、今更ではありますがレビューしてみたいと思います。
『hue』を利用するには“ブリッジ”と呼ばれる親機が必要となります。この“ブリッジ”をブロードバンドルータと接続することで、部屋のWifi経由で『hue』を操作できるようになります。また、ブロードバンドルータがインターネットと接続されている場合、インターネット越しでも『hue』を操作できるようになります。
『hue』(電球)は単体購入が可能ですが、ブリッジは単体で販売されていません。
『Philips hue LEDランプ スターターセット』にのみブリッジが同梱されているため、初めて『hue』を利用する人は、必然的にスターターセットを購入することになるでしょう。
ちなみに、スターターセットには『hue』やブリッジの他にLANケーブルが2本入っているため、別途LANケーブルを用意する必要がありません。
『hue』の外観を見てみましょう。
海外では“E26”、“GU10”、“PAR16”の3つの口金に対応した『hue』が販売されていますが、日本では“E26”対応の『hue』のみ販売されています。
“E26”は非常に多くの製品で使われている口金で、ボールランプのほとんどに採用されています。
『hue』は単なる電球に見えますが、この電球の中にはネットワーク通信に必要なチップが埋め込まれています。
明るさは最大 600ルーメン と、6畳程度の部屋を照らせる程度。同じ“E26”口金の一般白熱電球では 45ワット に相当します。
『hue』はLEDなので、省電力と寿命の長さも評価できるポイント。公称値は、消費電力は最大 9W 、寿命は 15,000時間 とのことです。
先述したように、『hue』の操作はスマートフォンやタブレット、ウェブブラウザから行えます。とはいえ、多くの人はスマートフォンアプリから操作することでしょう。
アプリでは“ライトレシピ”という画面が用意されており、ここから4択で電球の明るさや色を変えられます。
もちろん、自分の好きな色に変更することも可能です。電球別に、1677万色から発行させたい色を選択できます。
電球のピッカー(つまみ)同士を重ねることによってピッカーをグループ化でき、グループ内のすべての電球の色を一括操作することも可能です(画像右)。
色だけでなく、電球別に明るさも変更できます。電球ごとに識別数値が付加され、名前を設定できるため、どの電球を操作しているのかひと目で分かります。
これらの色や明るさ設定は“シーン”という単位で保存しておくことができ、ワンタップでシーンを切り替える=『hue』の色と明るさを切り替えられます。
『hue』の特徴の1つでもあるアラーム設定は、指定した曜日、時間に電球の操作を行わせることができるというもの。僕の場合は、寝る時間、起きる時間、出社時間、帰宅時間の4つをアラームとして追加しています。
アラーム設定では、電球のオンオフを操作できるだけでなく、指定したシーンへ切り替えることが可能です。例えば“朝の点灯は明るさMAXのシーンを使う”といった利用方法があります。
iPhoneやiPadの場合、指定したシーンを通知センターに表示させることも可能。
使用するシーンが定まってくると、電球の操作は通知センターのシーン切り替えでしか行わなくなります。通知センターからの操作は、重宝する機能の1つです。
ちなみに、スマートフォンのGPSを利用して、現在位置が『hue』の位置と近づいたときに点灯、離れたときに消灯する“ジオフェンス”と呼ばれる機能も用意されています。
ただ、『hue』が消灯するまでに離れなければならない距離が長く、また精度もあまり良くないため、僕は使っていません(汗)
『hue』のアプリは、『Apple Watch』にいち早く対応したアプリの1つ。
やはりスマートデバイス同士の連携は、夢が膨らみますね。
『Apple Watch』では、シーンの切り替えのみ行えます。
ここに表示されるシーンは、iPhoneの通知センターに表示させたシーンと同じものとなっています。
“帰宅途中、家が見えてきたら腕時計から部屋の明かりをつける…”なんていうことができますね。
『hue』とアプリだけを説明してもおもしろくないため、僕の利用場面をご紹介します。
まずは、パソコンのデスク。
34インチのウルトラワイドディスプレイ『LG 34UC97-S』の両側に、『hue』を挿したライトを設置しています。1つのライトにつき1つの『hue』を使っているので、使用している『hue』の数は2つです。
部屋全体を照らすために、天井にはスポットライト型の照明を設置しています。使用している『hue』の数は4つ。
先述した通り、『hue』は“E26”口金の電球しか販売されていないので、よく天井に設置される円盤状のシーリングライトでは使えません。“E26”に対応した照明を設置する必要があります。
テレビの隣には、ウネウネ型の照明を設置しています。使用している『hue』の数は3つ。
こういった複数の電球を使う照明の場合、1つの電球の色を変えるだけでオシャレになりますね。
いつもは、このくらい明るい設定で照らしています。天井やデスク上の照明も点灯した状態です。
ソファでくつろぐときは、少し明るさを落としています。デスク上の照明は消灯しています。
眠くなってきたら、テレビ横の照明のみ消灯させます。
完全に寝るときは、テレビ横の照明を少しだけ照らします。
写真だと明るく見えますが、実際はほんのり光ってる程度です。
ちなみに、当サイトのレビュー記事で使用する写真は、“撮影ルーム”と僕が呼んでいる部屋で撮影しています。
撮影ルームで使用している照明にも、『hue』を使っています。使用している『hue』の数は4つ。
発光色を簡単に変えることができるため、写真の色温度の調整に役立ちます。…と言っても、撮影後にMacで色温度を調整していますが。
『hue』は写真撮影にもオススメできるかもしれません。
総評としては、『hue』の個数が増えれば増えるほど生活必需品になるといったところでしょうか。
評価できるポイントは、以下の通り。
『hue』の最も評価できるポイントは、“かゆいところ”がないほど、充実した機能が用意されているところでしょうか。
記事内ではあまり触れなかったものの、『hue』はAPIが提供されているため、プログラム経験がある人ならば簡単に『hue』を操作できるアプリやプログラムを開発できます。
僕もプログラム経験がある、というより、現在エンジニアとして働いていますが、『hue』のアプリやプログラムを開発したことがありません。その必要性を感じないほど、公式アプリの品質と提供機能の満足度の高さを感じているからです。
3,000円 程度で販売されている複数色に対応したランプは、あらかじめ決められた色の中から発光色を選ぶ製品が多いものの、『hue』は 1677万色 から選ぶことができます。
画像のように、“ゲームをするときだけ色を変える”なんていった使い方もできます。
対して、不満なポイントは、以下の通り。
不満な部分は、やはり『hue』の価格設定でしょうか。これに尽きます。
『hue』を利用するにあたり、必須となるブリッジが同梱されたスターターセットは 25,000円 程度もしますし、電球1つだけでも 7,400円 程度かかります。
僕の場合は13個の『hue』を使用しているため、単純計算で照明に10万円もお金をかけていることになります。「まとめ買いで安くならんものか…」といつも思っています。
スターターセットに付属する『hue』の数は、3つです。しかし、3つだけでは『hue』の魅力はまったく感じられないかもしれません。
「『hue』を買っていてよかった…!」と感じるには、部屋の電球のほとんどを『hue』に変えたときでしょうか。そうなったとき、『hue』は生活必需品になります。
朝は『hue』の光で目覚め、出社時には自動で全消灯、帰宅時には部屋の明かりがついている。“自動で明かりがつく”、“自動で明かりが消える”。些細なことではありますが、これがどれだけ便利かは長らく体感してみないと分からないかもしれません。
万人にオススメできるほど安価な製品ではありませんが、モダンな生活を送ってみたい人にオススメ。
ただし、買うならば部屋の電球をすべて『hue』に付け換える覚悟で、大量に購入するべきです。中途半端に一部だけ『hue』に取り換えても、一部の照明をつけるためだけにスマートフォンを操作する“手間”が増えますから…。
『Philips hue スターターセット』は Amazon.co.jp にて、25,000円 程度で販売されています。
スマートデバイスが好きな人は、ぜひ買ってみてください!
ネットワーク経由で照明を制御できる時代になったんですね〜。僕は夜布団に入ってから寝るまでの間は読書をして過ごすのですが、布団からスイッチまでが遠いのでhueを導入したいです。
(hue一個の値段が7万4000円とありますが、7400円では?)
それならば『hue』はもってこいですね!
僕も、寝るときは手元のiPhoneから部屋の明かりを制御しています。ゴロゴロした状態から起き上がると眠気も冷めてしまうので、iPhoneをリモコン代わりに操作できるのは便利ですよ〜!
あ、値段の部分修正しました。ご報告ありがとうございます!
電球1つのお値段が 74,000円 になってます……!
それにしても便利そうですね〜
家に人を呼ぶのが楽しくなりそうですね(笑)
たしかに人を呼ぶのが楽しくなります。
…が、その人が自分のiPhoneに『hue』のアプリを導入し、部屋の明かりを遠隔操作できるようになってしまわないよう注意しなければ…!
あれ?
レビューラッシュにしては投稿ペースが遅い気がするんですが?
ラッシュです!!
・・・分かりました!
がんばってください!!
前にhueのことで質問したときの回答がそのまま載っている!笑
スタンドライトは波紋ってやつですかー?
ウネウネしたライトのことでしょうかね?
調べてみたところ、僕が購入したスタンドライトはノーブルスパーク社の『JK102L』でした。
商品販売ページにも記述されている通り、楽天市場には『JK102L』の模倣品が出回っているようですが、模倣品はどれも2灯までしか装着できないようになっています。
模倣品に比べると『JK102L』は少し高価ですが、それだけ品質が高く気に入っていますね!
http://bit.ly/1DkJ1Q8
きれいなお部屋がうらやましい。。。
一応デザイナーなので!!デザイナーズルームです!
おっテレビの横にあるのはバルミューダのAirEngineですね!
そこに気づいてしまいましたか…!
あとがきの、スマートフードって、ドラえもんかw
どらどら。
シナモンさんは実在するんでしょうか?
前から気になってなのですがやっぱり高いですね。
価格たかしくんです。
スマートフードはみんな取り入れたいはず…
ほしいなぁ…。
でもスマートフードなるデバイスが登場する前に、1粒で1日分の栄養と満腹度を得られるカプセルが登場しそうです。
モニタが置いてあるデスクってどこ製のものなんですか?
えーと…楽天で検索したものです。
名前は覚えていません(汗)
もしかして楽天のロウヤってところですかね?(見た目が似てるのでw)
僕はそこのものをつかっています
あ、『ロウヤ』かもしれません!
これはいいですねー。前に同じ様なもののレビュー記事ではうまく点かないなど惨憺たる有様で酷評されていた事もあり、不安だなーとか思っていましたがなかなか面白げな感じです。
いいなー、付けたいなー(金があったら)。
僕の環境では、うまく点灯しないなんてことは一度もありませんでしたよ!
高価なのが一番の欠点ではありますが、その便利さは長期間使ってこそ体感できますねぇ〜。
スマートフードといえば、ソイレントがなんか面白いことになってますね。
自分も試したいのですが貧乏学生という立場上できないのが現実です。
ところで、今お使いのディスプレイはなんという型式でしょうか?
近々ディスプレイの買い替えを検討してまして、是非享受お願いします。
『ソイレント』といえば、30日間『ソイレント』のみを食べる実験が有名ですね。
結局あの実験では、生きることはできるものの、食の喜びだとかストレス解消を感じることができないんだとか…。
今使っているのは『34UC97-S』ですね!近いうちにレビューする予定…です!
http://moxb.it/eRTx8
さすがジャガアポーさん、部屋が綺麗すぎです。美しい…。
(前に部屋紹介をリクエストした者です。この記事自体は投稿されてすぐに見たのですが、コメントをし忘れていました(笑))
『hue』、やっぱり素晴らしいですねぇ…。
私の家もすべてこれに変えたいですが、学生でお金がないためかなりきついです(笑)
一つだけ変えても面倒になるだけですからねぇ。
こんにちは〜。
そうなんですよー!『hue』は数が揃ってこそ便利なもので、中途半端な数だけ買っても、電球の切り替えが面倒くさくなるだけ…。
そもそもスマート電球の価値もわかりにくく、さらに単価が高いのもあって、あまり普及しなさそうです…。
PCで作業をするとき、テレビで映画を見るとき、就寝前の読書をする時でライトの色を変えられるのはとても便利そうです。
“写真撮影にも向いている”と仰っていますが、YouTuberなどの動画撮影にも良さそうですね。
あぁほしい…。。(笑)
ニックネームを変え忘れていました!
上の「PCで作業をするとき、テレ…」のコメントは私です(笑)
特に荒らしたいわけではないのですが、一応アフィリエイトにはアフィと書いて置かなければいけない規定なかったでしたっけ?
はい。
Amazon.co.jpが運営するアフィリエイトサービスの利用規約の第10項において、「乙のサイト上のどこかに 「Amazon.co.jpアソシエイト」、または「[乙の名称を挿入]は、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。」の文言を表示しなければなりません。」と記述されています。
当サイトでは、「当サイトについて」のページにて、明記しております。
http://moxb.it/Q9sVB
こんにちは!
デスクのモニター横のランプシェードはどこで購入されたのでしようか??
Hueに合うランプシェードを探して放浪しています。。
うー…こちらのランプも、楽天で買ったと思うのですが忘れてしまいました。
購入履歴の中からそれらしき履歴を見つけたものの、既に削除されたページみたいです。
僕が求めていたシンプルなランプで良かったのですが、生産終了したのでしょうかねぇ…。
ランプシェードの件、ご回答ありがとうございました!
初めまして。
机が非常に素敵なのですが、どこの机か教えてもらえませんでしょうか。