【レビュー】『abrAsus 薄い財布(AppBank限定モデル)』…あの完成された財布を、もう一度。
12完成された財布『abrAsus 薄い財布』のAppBank限定モデルが登場したので、レビューしてみます。
完成された財布『abrAsus 薄い財布』のAppBank限定モデルが登場したので、レビューしてみます。
今回ご紹介する『abrAsus 薄い財布(AppBank限定モデル)』は、“abrAsus(アブラサス)”による財布で、iPhoneやiPadなどの情報を扱う“AppBank”を運営する“AppBank”社とのコラボ限定モデルです。
僕にとって『薄い財布』は、去年の1月に初めて購入してから今でも愛用している財布。当時は“サブとしての財布ならば良い財布”と評価していましたが、今となってはメインの財布…どころか、コレしか使っていないくらい重宝している財布です。
『薄い財布』は、その名の通り“薄さ”にトコトンこだわった財布です。必要最小限の小銭やカードしか収納できないため、必然的に財布の中を常に整理する必要があります。これは大きなメリットで、財布の中が小銭まみれになったり、レシートだらけになることを防ぐことができます。
『薄い財布』を購入してから1年半弱が経過し、そろそろ財布も汚くなり傷んできたので「買い換えるかな」と思っていたところ、AppBank様からAppBank限定モデルの『薄い財布』をご提供いただきましたので、レビューいたします!
あい、ど〜ん!
アブラサス!
フゾクヒンデ、ゴザイマス!
AppBank限定モデルの『薄い財布』には、以下の3つのカラーモデルが用意されています。
今回ご提供いただいた『薄い財布』は、“アイボリー×ネイビー”モデル。財布の外側はアイボリーで、内側の記事はネイビーでカラーリングされています。
通常モデルの『薄い財布』とは異なり、外側に存在していたブランド名が見当たりません。一面アイボリー色なので、とてもシンプル。
ではブランドの刻印はどこに入っているのかというと、財布を開いたあとのカードポケットに“abrAsus AppBank”と刻まれていました。
通常モデルと同様、『薄い財布』は国産のエンボスレザー(型押し天然牛革)を使っているとのことで、それなりの高級感はあります。ただ、値段以上に高級感溢れる素材であるかは微妙なところなので、素材を重視する人は避けるのが吉です。
財布を開いたあとのカードポケットに関しては、詳しく後述します。
僕が1年前に購入した『薄い財布』はキャメル色で、高級感とカジュアル感が両立されている、幅広い年齢層に対応したカラーモデルでした。
今回の“アイボリー×ネイビー”モデルは、パッと見たときに目に映る色が明るいため、若者向けな印象を受けます。ただ、服装次第では、中年以降でも似合うデザインだと思います。
小銭も何も入っていない状態の『薄い財布』は、上の画像の通り。
『薄い財布』は2つ折りの財布です。財布を開くには、右側の小銭入れに引っかかっている部分を、横にスライドします。
この構造は、薄さを実現するための“こだわり”の1つ。
財布において、一番膨らみやすい部分は小銭入れです。『薄い財布』では、財布をたたんだときに小銭入れとその他の部分が重ならないような構造になっているため、財布が大きく膨らむことはありません。
上の画像は『薄い財布』を開いた状態。
左側からお札収納部、カード収納ポケット、小銭収納ポケットとなっています。ちなみに、画像内の白いカードは『薄い財布』に最初から入っているカードで、説明書のようなモノ。
先ほど説明したような、“abrAsus AppBank”のブランドは、カード収納ポケット部分に刻印されています。
小銭収納ポケットはファスナー式ではなく、ボタンホック式。
画像を見ると「全然小銭入らなさそう…」と思うかもしれませんが、小銭収納ポケットには最大15枚までの小銭が入る設計になっています。以下の小銭を入れることによって、999円ピッタリ入るとのこと。
このボタンホックの位置も、薄さを実現するための“こだわり”の1つ。
ボタンホック式を採用している多くの財布では、ポケットのフタの中央部にホックが付けられています。小銭収納ポケットは、中央が最も膨らみやすくなります。『薄い財布』では、ホックを左右2箇所に設けることによって、中央が膨らんでも財布全体としての膨らみを抑える設計になっています。
カード収納ポケットは、いたって普通に見えますが、ここにも“こだわり”があるようです。
カード収納ポケットの切れ込みは2箇所設けられているため、両手で取り出せる、取り出しやすい設計になっています。また、名刺のような小さなカード状のものも、取り出しやすくなっているとのこと。
“カードは、5枚まで入る”と謳われていますが、よほど分厚いカードでない限り、7枚まで入ります。しかし、カードを7枚収納するとギッチギチになってしまい、取り出しにくくなります。取り出し安さを優先するのであれば、5枚までに抑えておいた方が良いでしょう。
この収納可能な“5枚”という数字は、持ち歩くときに“本当に必要なカード”の枚数を表しているようです。いつ使うか分からないポイントカードではなく、身分証やクレジットカードなどを収納しておきましょう。
多くの財布のお札収納部分は、横から入れるタイプを採用しています。しかし『薄い財布』は、お札を挟むように収納するタイプを採用しています。
画像手前にある2つの押さえフタによって、「お札が財布から飛び出してしまう…」なんていう事態は起きないでしょう。
この2つの押さえフタの形と、先ほどの財布の2つの切れ込みはピッタリ一致するような設計になっており、財布を折りたたんだとき、財布の革が重なることによる財布の膨らみを防ぐようになっています。
お札収納部分の押さえフタをめくると、隠しポケットが現れます。『薄い財布』の開発者によると、何らかのカギを収納することを想定しているようです。
『薄い財布』の特徴や薄さへのこだわりは、説明書として同梱されています。
“従来の財布は、なぜ膨らみやすいのか”、そして“『薄い財布』は、なぜ膨らまないのか”といったことが比較されているため、長所を把握しやすくなっています。
『薄い財布』は、最新のiPhone『iPhone SE』よりも薄く、財布の中でもかなり薄い部類に入ります。
今まで財布に入れていた金額を、今回の『薄い財布』にも入れてみました。…といっても、以前使っていた財布が『薄い財布』なので、すべて収納できるのは当たり前ですが…。
今まで分厚い財布を使っていた人にとっては、ここで“何が必要なのか”を取捨選択することになります。大多数の人は、小銭を今までよりも多く減らすことになりそうです。
お札やカードを入れた『薄い財布』は、何も入れていない状態とほとんど変わらない薄さ。それもそのはず。『薄い財布』は、ある程度お札やカードを入れても膨らまない構造になっているからです。
『薄い財布』が厚くなるのは小銭が多い場合のみで、膨らむ部分は小銭収納ポケットだけになります。
薄いことによるメリットは、日常で財布を使っていくことによって多々実感します。僕が感じたメリットは、以下の通り。
最初は「ファッションのためだけに、不便な薄い財布にするのか…」と利便性を疑っていましたが、今では手放せないくらい便利な財布であると評価しています。
この薄さ、ハマります。
今回のAppBank限定モデルは、色やブランド刻印部分以外は通常モデルとほぼ同じ仕様です。1年間メイン財布として使ってきた、通常モデルの『薄い財布』の傷み具合を見てみましょう。
以前購入した『薄い財布』はキャメルカラーということもあり、傷や汚れが目立ちますね。
特に傷が目立つ部分は、小銭収納ポケットの部分と、折り目のカドです。
小銭収納ポケットの部分は、小銭の形がクッキリ残るほど鮮明に傷んでいます。折り目のカドは黒ずんでおり、その他のカドも若干黒ずんでいることが分かります。
この通り、『薄い財布』は特別傷みにくい素材で作られているわけではなく、また“味が出る”と表現できるような美しさはないため、デザイン上の寿命は1年くらいでしょう。
ただ、機能的に欠落する部分が生じるわけではないため、外観さえ気にしなければ、まだまだ長く使えそう。
今回の“アイボリー×ネイビー”モデルは、このキャメルカラーよりも明るい色なので、特に傷が目立ちそうです。
それでは、総評といきましょう。
『薄い財布』の評価できる点は、以下の通り。
『薄い財布』の前に僕が使っていた財布はパンパンに膨らんでいました。お尻ポケットに財布を入れた状態で座ると、非常に座り心地が悪いという問題点があったわけです。自宅でも出先でも、よく座る僕にとっては結構致命的。
『薄い財布』はとても薄いので、その状態で座っても全く不快感がありません。
また“小銭を取り出しやすい”という点も、評価できるポイントの1つ。
小銭収納ポケットが小さい故に、常に小銭を整理して入れる必要がありますが、小銭を取り出すときは整理された小銭を取り出すことになるため、必然的に小銭は取り出しやすくなります。
1円単位の精算が必要な場面でも、1円玉が重なることなく並んでいるため、指定の枚数だけ取り出すことにおいては、この上なく快適です。
ファッション性がある点も評価ポイントの1つ。高級革財布のような、スーツに合わせる必要がある場面ではイマイチかもしれませんが、カジュアルな場面ではオススメできる財布です。
対して、残念な点は以下の通りです。
やはり『薄い財布』の最大のデメリットは、小銭収納部分です。財布を膨らます最大の原因は小銭であり、小銭周りの利便性を妥協しなければ薄くすることはできません。
『薄い財布』の小銭ポケットは、最大15枚の小銭が入るよう設計されていますが、収納数の少なさには悩まされるかもしれません。特に不便だと感じるのは、小銭をもらうとき。『薄い財布』の小銭ポケットは小銭を並べて入れる必要があるわけです。
レジでお釣りを受け取ってから小銭を並べている時間なんてないため、僕は受け取ったお釣りをいったんズボンの小銭ポケットに入れ、落ち着いたら財布に戻す…といったことをしています。
カード収納ポケットも、最大5枚なので収納性能に不満を感じるでしょう。本文でも記述したように、“本当に必要なカードのみを持ち歩く”という思想で設計されたので、5枚という合理的な数字が採用されていますが、ポイントカードを持ち歩くことは難しいでしょう。
この財布と共にポイントカードを持ち歩きたい場合は、行き先を決めてから収納するポイントカードを選定しなければいけません。
『薄い財布』の薄さから、財布を持っている感覚を忘れてしまうことは、メリットでもありデメリットでもあります。購入当初は、あまりにも財布が薄いので、身につけているか不安になることがありました。その不安に慣れてしまうと、今度は「気付かないうちに財布を盗まれてしまうのではないか」と、また別の不安を心配するようになってしまいます。
現金をあまり持ち歩かない僕は、大きなデメリットだと感じていませんが、心配症な人はとことん心配するかもしれません。
総評としては…、ほぼ“完成された財布である”と言っても問題ないはずです。
最初は収納可能なカード枚数に不満を持っていましたが、今は「クレジットカードとSuicaの2枚を持ち歩けば、問題ない」という結論が出ました。欧米化が進む日本では、クレジットカード払いの文化が進行しており、都会ではSuicaのようなプリペイドカードによる支払いに対応した店舗・機関もよく目にするためです。
1年前の通常モデルのレビュー記事では、“メインの財布としては向かない”なんていう総評を下しましたが、「むしろメインの財布として使うべきなのではないか」と今では思っています。
分厚い財布を持ち歩く必要があるときだけ、分厚い財布を持ち歩けば良いのです。『薄い財布』は、お散歩や簡単なランチ、デート、ちょっとした写真旅など、多くの人が外出するときに“使える”財布なハズ。
個人的に『薄い財布』の真価が発揮される部分は、小銭収納部分だと思います。メリット・デメリットの部分にも記述した通り、整理して小銭を収納しなければならない分、小銭を使って精算する場面ではサッと小銭を支払えます。こういった整理する行為に対して「めんどうくさい」と感じてしまう人にとっては、『薄い財布』は向かないでしょう。
今回ご紹介したAppBank限定モデルの『薄い財布』は、AppBankが運営する“AppBank Store”にて 14,950円(税込み)で販売されています。
また、通常モデルの『薄い財布』は、Amazon.co.jp にて 15,000円 程度で販売されています。
機能性や高級感の割には少し高価な財布ですが、高級財布では体験できない“薄さ”は『薄い財布』ならではの特徴です。興味のある人は、ぜひ購入してみてください!
『薄い財布』便利ですよね
『小さい財布』と合わせて2つ持ちしています。
少し残念なのはレフティ向けの種類が少ない事ですかね…
良いですよね〜!1年のうち、ほとんどコレしか使っていないくらい重宝しています。
たしかにレフティ向けは少ないかも…。
見たところ外見はアップル製品とは相性ばっちりですね!
それにしてもなんでパイナポーこんな言われるのw
逆に考えるのです…Apple製品はどんな製品にも合わせられる力を持っていると…!(信者)
アブラサス!
小さい財布はどうなのでしょうね。500円玉の跡が浮き出ることはなさそうですが。
アブラサス!
『小さい財布』は使ったことがないんですよね〜。『薄い財布』が大好きすぎて、他の財布を試そうと思わないのです…。
薄い財布は学生さんとかならうまく使えそうな気がします。
かというぼくも高校生に今年なりました。
それよりもパイナポーってもしかしてドMなのでしょうか?(笑)
『薄い財布』、ぜひぜひ使ってみてください〜!
パイナポーくんは…(汗)
小銭収納の構造が今一つ納得できません。
落としたり、探しにくかったりしませんでしたか?
小銭は横一列に並べていく(並べなければ入らない構造になっている)ので、探しにくいどころか、とても探しやすいです。その分、小銭収納時は並べて収納する手間が生じてしまいますが…。
そもそもこの財布は尻ポケに入れる財布じゃない。定期入れにクレカしのばせて、それメインに使うような人が持つもの。現金決済メインじゃ無理がある
ブッテーロレザーエディションの黒を二年以上使い続けていますが、エンボス加工ではないので外観はわりと大丈夫です。
小銭入れの背の部分は0.2㎜程度の薄いプラ板を中敷きのように入れておくと、コインの跡はつかなくなります。