ROCCATが初のメカニカルキーボード『ROCCAT Ryos』を発表、『Isku』と徹底比較!

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ROCCATが初のメカニカルキーボード『ROCCAT Ryos』を発表、『Isku』と徹底比較!

ROCCATがメカニカルキーボード『ROCCAT Ryos』シリーズを発表しました。

ジャガアポー
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ROCCAT初のメカニカルキーボード!

ドイツのゲーミングデバイスメーカー“ROCCAT”。知る人ぞ知るメーカーで、僕はROCCATの信者です。長らく日本では『ドスパラ』が独占販売してきましたが、最近では『ドスパラ』以外にも『Amazon.co.jp』や『アーク』もROCCAT製品を取り扱うようになりました。

今までROCCATは

  • ROCCAT Arvo
  • ROCCAT Valo
  • ROCCAT Isku
  • ROCCAT Isku FX

の4つのキーボードをリリースしてきましたが、どれもメンブレンタイプのキーボードでした。

ROCCATは以前からFacebookで、メカニカルキーボードを作っているということを発表していましたがやっと正式な製品として発表されることになりました。

『Isku』とほぼ同じ大きさ

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『ROCCAT Ryos』は、ROCCAT初となるゲーミングメカニカルキーボードです。『Ryos』『Ryos Glow』『Ryos Pro』の3つのモデルが用意されています。

ジャガアポー

今までのROCCAT製キーボードの中でウルトラハイエンドモデルであった『ROCCAT Isku FX』。今回はこの『Isku(Isku FX)』と『Ryos』を比較しながら『Ryos』のデザインや機能を紹介していきたいと思います。

製品名 ROCCAT Isku FX ROCCAT Ryos
横幅 247 mm 234 mm
縦幅 509 mm 508 mm

上の表を見れば分かる通り、『Ryos』の大きさは『Isku』とほとんど同じです。

ジャガアポー

『Isku』と似たようなデザイン

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これが『Ryos』のデザインです。
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これが『Isku』のデザインです。

『Ryos』のデザインは、『Isku』のデザインに少し丸みをつかせたデザインになっています。細かい違いまで見てみましょう。

メディアホットキー非搭載、代わりに“Fn”キーを搭載

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『Isku』はメディアホットキーを上部に搭載していましたが、『Ryos』ではメディアホットキーが搭載されていません

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『Ryos』はメディアキーの機能をファンクションキーに搭載させ、『Isku』には搭載されていなかったFnキーを使って、このメディアキーの機能を使うことができるようになっています。このFnキーはキーボード右下に配置されており、ゲーム中にメディアキーを頻繁に使うことなんてないため、妥当な位置、そして使用方法変更だと思います。

プロファイル機能廃止?マクロ記録キーも廃止

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『Isku』は5つのプロファイルを切り替えることができ、左上のLEDで現在のプロファイルを確認することができました。しかし『Ryos』にはプロファイルを確認するLEDが搭載されておらず、また公式ページにもプロファイルに関することが書かれていないことから、『Ryos』にはプロファイル機能が搭載されていない可能性があります。

また『Isku』のウリの機能でもあったワンプッシュでマクロ登録が可能なマクロ記録キーも、前述のファンクションキーに割り当てられています。そのためマクロ記録中のLEDも搭載されていません。

“NumLock”や“EasyShift[+]”の確認モニタが移動

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NumLockScrollLock、そしてROCCAT製品の特徴でもある『EasyShift[+]』。『Isku』では、それらの機能がオンになっているかを確認できるモニタがテンキーの上部に搭載されていましたが、『Ryos』では、カーソルキーの上部に搭載されています

それだけです。

右“Windows”キーが廃止

前述の『Ryos』に搭載されたFnキーは右Windowsキーに置き換わる形で配置されています。そのため、『Ryos』では右Windowsキーが廃止されました。

『Isku』では左Windowsキーを無効にする機能が搭載されています。もし『Ryos』でもそのような機能が搭載されていてオンにしたら、右Windowsキーの廃止によってWindowsキーが完全に使えなくなります。

ジャガアポー
パイナポー

スペースキーにLEDが搭載された

roccat-ryos-announce-compare-space-led

LED搭載を謳う『Isku』では、なぜかスペースキーだけLEDが搭載されていませんでしたが、『Ryos』ではスペースキーにもLEDが搭載されました

それだけです。

傷つきにくい素材を使用、“Thumbster”キーのデザイン変更

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『Isku』のキー周辺はテカテカして高級感がありますが、『Isku』のレビューを見てもらえば分かる通り、とっても傷つきやすくホコリが見えやすいため、ちょっと不満でした。しかし『Ryos』のキー周辺は、グリップ機能がついているようなボツボツした素材になっています。高級感は少し失われましたが、傷つきにくい仕様になっているので、僕としては満足です。

またROCCAT製キーボードの特徴ともいえる、親指があたる3つのキー“Thumbster”キーですが、『Ryos』では『Isku』より面積が少し広くなっています。今までの“Thumbster”キーはカチッと音がなる硬いボタンでしたが、『Ryos』ではどのような押し心地なのか気になりますね。

ジャガアポー
シナモン

ちなみにですが、『Isku』ではカーソルキー下部に製品名が刻まれていましたが『Ryos』では何も刻まれていません。『Isku』を使っていくと、この刻まれた製品名がどんどん剥げていってしまうため、『Ryos』で何も刻まなかったのは“改善”かもしれませんね。

パームレストに小さなくぼみが

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『Isku』にも搭載された巨大パームレスト。実際に『Isku』を使ってみると、その巨大なパームレストのおかげで、とても快適に手を置けます。

『Ryos』にもこの巨大なパームレストが搭載されています。ただ『Isku』と違うところといえば、手のひらを置くであろう位置に“くぼみ”があるところ。
同社のマウス『Kone』の親指のくぼみもそうですが、ROCCATのくぼみは他のメーカーよりも抜群にしっくりくる形になっているので、このパームレストのくぼみは気になりますね。

“Cherry”製スイッチを搭載、ストロークは深い

『Ryos』の最大の特徴は、“Cherry”製スイッチを採用したメカニカルキーを搭載しているところです。

製品名 Ryos Ryos Glow Ryos Pro
スイッチ 黒軸 黒軸/赤軸/茶軸/青軸 選択可能

上の表を見れば分かる通り、『Ryos』『Ryos Glow』はCherry製黒軸、『Ryos Pro』はCherry製の黒、赤、茶、青の4つの軸の中から選ぶことが可能なようです。

また『Ryos』無印はLED非搭載により印字タイプですが、汚れや皮脂から剥げるのを防ぐコーティングがされているようです。最上位の『Ryos Pro』では、1つ1つのキーのLEDを個別に設定することができるようです。

モデルを問わず、『Ryos』のキーストロークは『Isku』よりも深くなっているようです。『Isku』は一般的なゲーミングキーボードよりも浅いストロークだったので、ストロークに不満があった人も『Ryos』なら満足がいくのではないでしょうか。

ほぼすべてのキーで『EasyShift[+]』が利用可能

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『Isku』にも『EasyShift[+]』が搭載されていましたが、ホームポジション的に左手が担当するキーまでしかEasyShift[ + ]キーと組み合わせて使うことができませんでした。

『Ryos』では右手が担当するキーまで『EasyShift[+]』に対応しているため、膨大な数の機能を『Ryos』に割り当てることができます。

プロセッサ内蔵!最上位モデルではデュアルプロセッサ

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製品名 Ryos Ryos Glow Ryos Pro
スイッチ 32bit ARM 32bit ARM x2
メモリ 2MB

同社のウルトラハイエンドマウス『Kone XTD』と同様に、『Ryos』にも32ビットのARMプロセッサを内蔵しているようです。さらに『Ryos Pro』にいたっては、32ビットARMプロセッサを2つ内蔵しているとのこと。

キーボードの設定をキーボード本体に保存するために、最近のゲーミングキーボードはメモリを搭載しています。『Isku』にも搭載されていましたが、『Ryos』では 2MB のフラッシュメモリを搭載しているようです。

シナモン
ジャガアポー

メディアハブを搭載!

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同社のミドルエンドキーボード『Valo』には搭載されたもののその後リリースされたキーボードには搭載されて来なかったメディアハブですが、『Ryos』にはメディアハブが搭載されています。
メディアハブは、3.5mmのオーディオ入出力がそれぞれ1つ、USB2.0ポートが2つ搭載されているようです。

ジャガアポー

『Ryos』の機能のまとめ

それでは『Ryos』の機能をまとめてみましょう。

製品名 Ryos/Ryos Glow/Ryos Pro
寸法 234x508 mm
メモリ 2MB FlashMemor
マクロ 搭載
プロファイル 非搭載?
Thumbsterキー 搭載
メディアハブ USB2.0 x2、3.5mm入出力
ポーリングレート 1000Hz
ケーブルの長さ 180cm

『Ryos』無印、『Ryos Glow』『Roys Pro』のそれぞれのモデルを比較すると、以下の表のようになります。

製品名 Ryos Ryos Glow Ryos Pro
プロセッサ 32bit ARM 32bit ARM x2
LED 非搭載 搭載 搭載(独立)
キースイッチ Cherry製 黒軸 Cherry製 黒/赤/茶/青

発売日や値段は決まっていませんがROCCAT初のメカニカルキーボードということもあるため、期待が高まる製品ですね。詳細が発表され次第、当サイトでもお知らせしたいと思います。

あとがき
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ジャガアポー
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パイナポー
ジャガアポー
記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
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コメント
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オクトパスさん

キーボードなのにCPUが2つも付いてるんですか!びっくりです!
メカニカルキーボードの方が好きなので今使っているキーボードが壊れたら買ってみたいです。
あまりパソコンでゲームやらないんですけどね・・・

ぱんだの引越作業員

キーボードの文字が青く光ってる!
かっこいい!><

ゲゲゲのゲスト

値段が気になる。

ジャガアポー

 ゲーミングキーボードなので値段は1万円近く、『Ryos Pro』は1万5千円以上するのではないかな〜と思っています。

わー

これ、CPUがあるとどんな効果があるんですかね?

ジャガアポー

 周辺機器にCPUを搭載させることによって、同時押しの処理やPCへの伝達速度を向上させる効果があるようです。
ただCPUを搭載していない普通のキーボードとの体感的な違いが分かるかどうか…。

ゲゲゲのゲスト

これってNキーロールオーバー対応ってことはPS/2なんでしょうかね?

ジャガアポー

 『Nキーロールオーバー』に対応していますが、どうやらUSB接続のようですね。USBの場合は、最大で6キーまでの同時押しに対応しています。

ROCCAT大好き人間

PS/2じゃないのは痛い○| ̄|_  OTZ orz 。,, .
リアルフォースに浮気しそうだ(´;ω;`)

ROCCAT大好き人間

PS/2だとしてもメディアハブ用の接続端子もセットでごちゃごちゃしてそう・・・

ジャガアポー

 まぁゲーミングデバイスですから、机の上はケーブルだらけになりますねぇ…(苦笑

ゲゲゲのゲスト

最近「ROCCAT」つながりでこのサイトを知った者です。
ROCCAT製品は「ISKU」「Kone XTD」「ALUMIC」「Apuri」を使用中です。
今まで、ROCCATからメカニカルキーボードが出ることを知らなかったので、非常に楽しみです。
「ISKU」は、指紋が付いて汚れやすいのと、T1~T3スイッチのキータッチが固いのが不満だったので、改善されているといいですね。
たぶん改善されてなくても買っちゃうと思いますけどね(笑)

ジャガアポー

 『Isku』は汚れが目立ちやすいですからね〜。
個人的には『EasyShift[+]』が全キーに対応したことが嬉しい機能アップですね。すべてのキーで使いたいわけではありませんが「右手が担当する一部のキーに『EasyShift[+]』があったらいいな〜」とずっと思っていたので良かったです!

ゲゲゲのゲスト

ledって青だけですか?

ジャガアポー

 どうやら『Ryos』シリーズは、青色LED固定のようですね。
『Isku FX』は自由な色に変更できるので、後継機に期待です…。

ゲゲゲのゲスト

RyosのLEDすごいですね!キレがありすぎます!
http://www.4gamer.net/games/102/G010229/20130607026/

ジャガアポー

 『Ryos』のLED点滅はすごいですねー。
実用性はありませんが、プロセッサ搭載だからこそできる芸当ですね!

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