ROCCATが初のメカニカルキーボード『ROCCAT Ryos』を発表、『Isku』と徹底比較!
17ROCCATがメカニカルキーボード『ROCCAT Ryos』シリーズを発表しました。
ROCCATがメカニカルキーボード『ROCCAT Ryos』シリーズを発表しました。
今までROCCATは
の4つのキーボードをリリースしてきましたが、どれもメンブレンタイプのキーボードでした。
ROCCATは以前からFacebookで、メカニカルキーボードを作っているということを発表していましたがやっと正式な製品として発表されることになりました。
『ROCCAT Ryos』は、ROCCAT初となるゲーミングメカニカルキーボードです。『Ryos』『Ryos Glow』『Ryos Pro』の3つのモデルが用意されています。
今までのROCCAT製キーボードの中でウルトラハイエンドモデルであった『ROCCAT Isku FX』。今回はこの『Isku(Isku FX)』と『Ryos』を比較しながら『Ryos』のデザインや機能を紹介していきたいと思います。
製品名 | ROCCAT Isku FX | ROCCAT Ryos |
---|---|---|
横幅 | 247 mm | 234 mm |
縦幅 | 509 mm | 508 mm |
上の表を見れば分かる通り、『Ryos』の大きさは『Isku』とほとんど同じです。
『Ryos』のデザインは、『Isku』のデザインに少し丸みをつかせたデザインになっています。細かい違いまで見てみましょう。
『Isku』はメディアホットキーを上部に搭載していましたが、『Ryos』ではメディアホットキーが搭載されていません。
『Ryos』はメディアキーの機能をファンクションキーに搭載させ、『Isku』には搭載されていなかったFnキーを使って、このメディアキーの機能を使うことができるようになっています。このFnキーはキーボード右下に配置されており、ゲーム中にメディアキーを頻繁に使うことなんてないため、妥当な位置、そして使用方法変更だと思います。
『Isku』は5つのプロファイルを切り替えることができ、左上のLEDで現在のプロファイルを確認することができました。しかし『Ryos』にはプロファイルを確認するLEDが搭載されておらず、また公式ページにもプロファイルに関することが書かれていないことから、『Ryos』にはプロファイル機能が搭載されていない可能性があります。
また『Isku』のウリの機能でもあったワンプッシュでマクロ登録が可能なマクロ記録キーも、前述のファンクションキーに割り当てられています。そのためマクロ記録中のLEDも搭載されていません。
NumLockやScrollLock、そしてROCCAT製品の特徴でもある『EasyShift[+]』。『Isku』では、それらの機能がオンになっているかを確認できるモニタがテンキーの上部に搭載されていましたが、『Ryos』では、カーソルキーの上部に搭載されています。
それだけです。
前述の『Ryos』に搭載されたFnキーは右Windowsキーに置き換わる形で配置されています。そのため、『Ryos』では右Windowsキーが廃止されました。
『Isku』では左Windowsキーを無効にする機能が搭載されています。もし『Ryos』でもそのような機能が搭載されていてオンにしたら、右Windowsキーの廃止によってWindowsキーが完全に使えなくなります。
LED搭載を謳う『Isku』では、なぜかスペースキーだけLEDが搭載されていませんでしたが、『Ryos』ではスペースキーにもLEDが搭載されました。
それだけです。
『Isku』のキー周辺はテカテカして高級感がありますが、『Isku』のレビューを見てもらえば分かる通り、とっても傷つきやすくホコリが見えやすいため、ちょっと不満でした。しかし『Ryos』のキー周辺は、グリップ機能がついているようなボツボツした素材になっています。高級感は少し失われましたが、傷つきにくい仕様になっているので、僕としては満足です。
またROCCAT製キーボードの特徴ともいえる、親指があたる3つのキー“Thumbster”キーですが、『Ryos』では『Isku』より面積が少し広くなっています。今までの“Thumbster”キーはカチッと音がなる硬いボタンでしたが、『Ryos』ではどのような押し心地なのか気になりますね。
ちなみにですが、『Isku』ではカーソルキー下部に製品名が刻まれていましたが『Ryos』では何も刻まれていません。『Isku』を使っていくと、この刻まれた製品名がどんどん剥げていってしまうため、『Ryos』で何も刻まなかったのは“改善”かもしれませんね。
『Isku』にも搭載された巨大パームレスト。実際に『Isku』を使ってみると、その巨大なパームレストのおかげで、とても快適に手を置けます。
『Ryos』にもこの巨大なパームレストが搭載されています。ただ『Isku』と違うところといえば、手のひらを置くであろう位置に“くぼみ”があるところ。
同社のマウス『Kone』の親指のくぼみもそうですが、ROCCATのくぼみは他のメーカーよりも抜群にしっくりくる形になっているので、このパームレストのくぼみは気になりますね。
『Ryos』の最大の特徴は、“Cherry”製スイッチを採用したメカニカルキーを搭載しているところです。
製品名 | Ryos | Ryos Glow | Ryos Pro |
---|---|---|---|
スイッチ | 黒軸 | 黒軸/赤軸/茶軸/青軸 選択可能 |
上の表を見れば分かる通り、『Ryos』『Ryos Glow』はCherry製黒軸、『Ryos Pro』はCherry製の黒、赤、茶、青の4つの軸の中から選ぶことが可能なようです。
また『Ryos』無印はLED非搭載により印字タイプですが、汚れや皮脂から剥げるのを防ぐコーティングがされているようです。最上位の『Ryos Pro』では、1つ1つのキーのLEDを個別に設定することができるようです。
モデルを問わず、『Ryos』のキーストロークは『Isku』よりも深くなっているようです。『Isku』は一般的なゲーミングキーボードよりも浅いストロークだったので、ストロークに不満があった人も『Ryos』なら満足がいくのではないでしょうか。
『Isku』にも『EasyShift[+]』が搭載されていましたが、ホームポジション的に左手が担当するキーまでしかEasyShift[ + ]キーと組み合わせて使うことができませんでした。
『Ryos』では右手が担当するキーまで『EasyShift[+]』に対応しているため、膨大な数の機能を『Ryos』に割り当てることができます。
製品名 | Ryos | Ryos Glow | Ryos Pro |
---|---|---|---|
スイッチ | 32bit ARM | 32bit ARM x2 | |
メモリ | 2MB |
同社のウルトラハイエンドマウス『Kone XTD』と同様に、『Ryos』にも32ビットのARMプロセッサを内蔵しているようです。さらに『Ryos Pro』にいたっては、32ビットARMプロセッサを2つ内蔵しているとのこと。
キーボードの設定をキーボード本体に保存するために、最近のゲーミングキーボードはメモリを搭載しています。『Isku』にも搭載されていましたが、『Ryos』では 2MB のフラッシュメモリを搭載しているようです。
同社のミドルエンドキーボード『Valo』には搭載されたもののその後リリースされたキーボードには搭載されて来なかったメディアハブですが、『Ryos』にはメディアハブが搭載されています。
メディアハブは、3.5mmのオーディオ入出力がそれぞれ1つ、USB2.0ポートが2つ搭載されているようです。
それでは『Ryos』の機能をまとめてみましょう。
製品名 | Ryos/Ryos Glow/Ryos Pro |
---|---|
寸法 | 234x508 mm |
メモリ | 2MB FlashMemor |
マクロ | 搭載 |
プロファイル | 非搭載? |
Thumbsterキー | 搭載 |
メディアハブ | USB2.0 x2、3.5mm入出力 |
ポーリングレート | 1000Hz |
ケーブルの長さ | 180cm |
『Ryos』無印、『Ryos Glow』『Roys Pro』のそれぞれのモデルを比較すると、以下の表のようになります。
製品名 | Ryos | Ryos Glow | Ryos Pro |
---|---|---|---|
プロセッサ | 32bit ARM | 32bit ARM x2 | |
LED | 非搭載 | 搭載 | 搭載(独立) |
キースイッチ | Cherry製 黒軸 | Cherry製 黒/赤/茶/青 |
発売日や値段は決まっていませんがROCCAT初のメカニカルキーボードということもあるため、期待が高まる製品ですね。詳細が発表され次第、当サイトでもお知らせしたいと思います。
キーボードなのにCPUが2つも付いてるんですか!びっくりです!
メカニカルキーボードの方が好きなので今使っているキーボードが壊れたら買ってみたいです。
あまりパソコンでゲームやらないんですけどね・・・
キーボードの文字が青く光ってる!
かっこいい!><
値段が気になる。
ゲーミングキーボードなので値段は1万円近く、『Ryos Pro』は1万5千円以上するのではないかな〜と思っています。
これ、CPUがあるとどんな効果があるんですかね?
周辺機器にCPUを搭載させることによって、同時押しの処理やPCへの伝達速度を向上させる効果があるようです。
ただCPUを搭載していない普通のキーボードとの体感的な違いが分かるかどうか…。
これってNキーロールオーバー対応ってことはPS/2なんでしょうかね?
『Nキーロールオーバー』に対応していますが、どうやらUSB接続のようですね。USBの場合は、最大で6キーまでの同時押しに対応しています。
PS/2じゃないのは痛い○| ̄|_ OTZ orz 。,, .
リアルフォースに浮気しそうだ(´;ω;`)
PS/2だとしてもメディアハブ用の接続端子もセットでごちゃごちゃしてそう・・・
まぁゲーミングデバイスですから、机の上はケーブルだらけになりますねぇ…(苦笑
最近「ROCCAT」つながりでこのサイトを知った者です。
ROCCAT製品は「ISKU」「Kone XTD」「ALUMIC」「Apuri」を使用中です。
今まで、ROCCATからメカニカルキーボードが出ることを知らなかったので、非常に楽しみです。
「ISKU」は、指紋が付いて汚れやすいのと、T1~T3スイッチのキータッチが固いのが不満だったので、改善されているといいですね。
たぶん改善されてなくても買っちゃうと思いますけどね(笑)
『Isku』は汚れが目立ちやすいですからね〜。
個人的には『EasyShift[+]』が全キーに対応したことが嬉しい機能アップですね。すべてのキーで使いたいわけではありませんが「右手が担当する一部のキーに『EasyShift[+]』があったらいいな〜」とずっと思っていたので良かったです!
ledって青だけですか?
どうやら『Ryos』シリーズは、青色LED固定のようですね。
『Isku FX』は自由な色に変更できるので、後継機に期待です…。
RyosのLEDすごいですね!キレがありすぎます!
http://www.4gamer.net/games/102/G010229/20130607026/
『Ryos』のLED点滅はすごいですねー。
実用性はありませんが、プロセッサ搭載だからこそできる芸当ですね!