【レビュー】ゲーミングマウスパッド『ROCCAT Alumic』
18ゲーミングマウスパッド『ROCCAT Alumic』をレビューしてみます。
ゲーミングマウスパッド『ROCCAT Alumic』をレビューしてみます。
今回レビューする『ROCCAT Alumic(ロケット・アルミック)』は、ドイツのゲーミングデバイスメーカー“ROCCAT”のマウスパッドです。
ROCCAT製マウスパッドは『ROCCAT Alumic』『ROCCAT Sota』『ROCCAT Sense』『ROCCAT Taito』の4つが存在しますが、今回購入した『ROCCAT Alumic』はROCCAT製マウスパッドの中で最上位にあたるマウスパッドです。
僕が以前持っていた『ROCCAT Sota』。『ROCCAT Sota』の特徴は金属であるアルミニウムコアをマウスパッドに埋め込むことにより、驚異的なトラッキング性能を実現するというものです。
そしてアルミニウムコアをプラスチック粒子で覆うことによって、金属素材のハードマウスパッドでありながらも、布のように自由自在に曲がるマウスパッドになったのです。
今回購入した『ROCCAT Alumic』にも、このアルミニウムコアが埋め込まれています。
更におもて面は“スピード”仕様、うら面は“コントロール”仕様という両面使用のマウスパッドになっています。
同社のマウスパッド『ROCCAT Sota』のパッケージは、製品を厳重に保護するためか驚異的な開けにくさでした。
布と違ってハードマウスパッドは曲げて使用できないので、ハードマウスパッドのパッケージはマウスパッドを曲げないように保護された状態になっています。
『ROCCAT Alumic』もハードマウスパッドなので「また『Sota』のように疲れなければいけないのか…」なんて思っていました。製品情報が記載された外装を取り、はさみを片手にいざ切ろうとすると、指で簡単に開けられました(笑)
『ROCCAT Alumic』のパッケージの外装部分に、実際に使われているマウスパッドの素材が埋め込まれているので、製品を購入する前に表面の素材を指で触って確認できます。
『ROCCAT Alumic』は両面使用のマウスパッドなので、それぞれの面の素材が埋め込まれています。
パッケージから取り出してみての最初の感想は「さすが“ハードタイプ”のマウスパッド。なんだこの重さ」です。マウスパッドとしては重く、『iPad』を持っているかのようでした。
ハードマウスパッドながらも布のように自由自在に曲げれる『ROCCAT Sota』に慣れてしまったので、「『ROCCAT Alumic』こそが本当のハードタイプのマウスパッドなんだな」と思いました。
非常に堅いです。板を持っている感じです。
僕が使っていた『ROCCAT Sota』は、夏場のときに手首の汗が『Sota』内のアルミニウムコアまで浸透したせいか曲がってしまいました。
これだけ堅ければ曲がることもないので安心ですね!
サイズは 331mm × 272mm 。『ROCCAT Sota』のサイズが 350mm × 272mm だったので、少し小さく感じます。
「それほど堅いなら厚さも結構あるのではないか」と思いますが、『ROCCAT Sota』と同じ 3mm です。
『ROCCAT Alumic』には、手首を柔らかいクッションで保護する“リストレスト”が付属しています。
製品のイメージを見る限り、マウスパッド本体とリストレストがセットになっているように見えますが、リストレストは独立しており使わないこともできます。
ちなみにリストレストの柔らかさは「特別柔らかいわけでもなく、堅いわけでもない」といった感じです。リストレストの表面は布でできており縁の部分には何の加工もされていないため、長年使っていると繊維がほつれてきそうです。
実際にマウスを滑らせての感想をまとめてみます。今回使用したマウスは、同社の最上位マウス『ROCCAT Kone[+]』。
シンプルなうら面とは違い、少し派手な柄のおもて面。光を当てると光が反射するように光ります。
おもて面は“スピード”仕様になっており、うら面に比べると摩擦が軽減した感じがします。
やはり“スピード”仕様のせいか、うら面と比べると滑りは良いが、止めが甘い気がします。とはいえ布のマウスパッドに比べれば、止まりやすいマウスパッドです。
派手なおもて面と違い、シンプルなうら面。黒の単色背景上にROCCATのロゴでもあるトラのマークがラインとして刻まれています。
うら面は“コントロール”仕様になっており、マウスを動かすと「ソールが大量に削られているのではないか」と思うほど摩擦音がします。
さすが“コントロール”仕様といったところでしょうか、恐ろしいほど止まるマウスパッドです。
『ROCCAT Alumic』は両面使用のため、通常のマウスパッドスタイルである“片面は滑り止め”といったものはありません。『ROCCAT Alumic』の四隅にそれぞれ滑り止め効果のあるソールが設置されています。
片面全面が滑り止めになっている『ROCCAT Sota』に比べると滑り止め効果は弱いものの、予想以上に滑り止め効果が発揮されているようです。
2時間近くFPSゲームをプレイしてみましたが、傾いた角度は8°程度でした。
また「両面使用だから汚れやすいのではないか」と思いますが、ソール部分はパッド本体部分よりも厚くなっているため、机上に『ROCCAT Alumic』を置いた際にパッド本体部分が机上表面と触れないようになっています。
よほど大きなゴミやほこりがない限り、現在使っていない面が汚れることはないでしょう。
四隅にソールがあるためマウスパッドの中央部分は宙に浮いている感じになります。しかし『ROCCAT Alumic』は非常に堅いマウスパッドなので、普通に使っている分にはマウスパッドが曲がることはないでしょう。
結論からいいますと止め性能を求めている人は買うべきです。
非常に止まりやすく、それでいて滑りも悪くないマウスパッドです。予想以上に摩擦音がするため、夜中にマウスを大きく・早く動かしたりするのには向いていないでしょう。
初めて使う人は、おそらく「こんなにガリガリ鳴って、マウスが傷つかないだろうか」と思うはずです(汗)
『ROCCAT Alumic』には同社のマウス以外にも『Razer DeathAdder』などのメジャーなゲーミングマウスでの動作確認を保証していますが、『DeathAdder』のようなマウスソール薄いマウスには『ROCCAT Alumic』は向きません。先述したように、摩擦音が大きくソールの減りが早いと思われるためです。
とはいえ値段相応の格好良さ、そして性能の良さを実感できたので、僕としては「ROCCAT好きなら買え!」といいたいです(笑)
『ROCCAT Alumic』は、ドスパラより 4,580円 でお買い求めいただけます。
ジャガアポー氏のレビューを見ると欲しくなるな・・・。最近はゲームする時間ないですけど・・・。
それにしてもAlumic・・・、カッコイイのぉ・・・。
どうもっ、お久しぶりです。
いやー、もともと購入するつもりは無かったのですが、あまりにも『ROCCAT Sota』の反り具合が激しかったのでつい…。
やはりマウスパッドにしては高すぎる値段設定なので、安易に手が出ないかと思いますが、ROCCAT好きならぜひ買うべきマウスパッドですよ!
ちなみに以前Greygさんが興味を持たれていた『ROCCAT Isku』もレビューしましたので、よろしければご覧ください!
マウスパッドにしては高いですねぇ...
コメントありがとうございます。
“ゲーミング”マウスパッドですからねぇ…。
僕はこの会社にいくらつぎ込んだことか…。
Negitaku登録されたんですね!
ROCCAT製品を日本でここまで情熱もって愛用する人はじゃがあぽさん以外居ない!
どんどんレビューしてくださいね!
コメントありがとうございます!
おおぅっ!!
Twitterですら公表していないのに、よくご存知で…!
ROCCAT製品はドスパラが独占販売しているせいか、日本では全く知られていません…。
まぁアメリカでも知名度はありませんが…。
僕のレビューでROCCATファンが増えてくれることを望んでいますっ!
マウスやマウスパッドとかのレビューとかを見ると「ハイセンシ」と「ローセンシ」をよく見るの
ですが自分は正直「ハイセンシ」なのか「ローセンシ」なのかあまりわからないです・・・。
ジャガアポーさんならわかると思うんで自分のdpi載せときますね。返事まってます。
dpi:1300
まぁ厳密な定義付けはされてないですからねぇ…。
“dpi”は1インチあたりの取得情報量を表すので、マウスポインタの移動速度に直接影響しているものではないんです。
そのため“dpi”だけでなく“センシティビティ”の値も明示してもらえると分かります。
Windowsの場合、“コントロールパネル”の“マウス”の“ポインターの速度を選択する”にあるツマミがセンシティビティを表しています。
こんばんは。”ポインターの速度を選択する”というつまみのところを見ましたがちょうど真ん中
のところにありました。
返事遅くなってしまいました。すいません。
ゲゲゲのゲストさんのDPI値とセンシティビティ値を見る限り、“ハイセンシティビティ”でしょう。
ちなみに、フルHD解像度で横の端から端までマウスポインタを移動させるのに、マウス本体を移動させる距離が25cm以上ならば“ローセンシティビティ”に分類されるのではないかと思います。
(加速度はオフにした状態を前提とします。)
キーボードもまた新製品が発表されましたね。楽しみです。
ところで今のROCCAT製品の最上位って、未発売のも含めてそれぞれ
マウス Kone XTD
マウスパッド Alumic
キーボード Ryos MK Pro
ヘッドセット Kave で合っていますか?
マウスパッドのHiroというのがいまいち調べても分からないのですが・・・。
おやおや、『ROCCAT Ryos』の記事を書いている最中にこのようなコメントをいただくとは…(笑)
そうですね〜、NoTrickさんがおっしゃるとおり、ROCCATのウルトラハイエンドモデルはその4つだと思います。
ただ個人的に言わせてもらうと、『Alumic』と『Kave』はあまりできた製品ではない気が…。
『Hiro』は微妙な位置づけですよね。
ただ『Alumic』よりもメーカー希望価格が高いので、マウスパッドのウルトラハイエンドモデルは『Hiro』かもしれません。
どちらにせよ、ハードタイプでは『Alumic』、ソフトタイプでは『Hiro』が最上位製品であると思います。
ROCCAT Ryos・・・これはヤバイ体中に電気信号が走った。
記事を楽しみにしてます!!!!
先ほど更新しました!
いやー待望のメカニカルキーボードですね!
パッケージの裏に書いてあったと思いますが、表面は黒でスピード仕様で裏面が青いほうでコントロール仕様ではないでしょうか?
ゲゲ、マジですか…!
パッケージは捨ててしまったので、確認しようがないのです…。
スピード面で「めっちゃ止まる」とか恥ずかしいこと言ってたことになるんですかね…(汗)
数年前のレビューへのコメントにもかかわらず返答していただいてありがとうございます。
最初のコメントにニックネーム入れ忘れていました、すみません。
実は私自身、最近購入しました。
パッケージの裏に記載してるのは表スピード面(黒)、裏コントロール面(青)のようです。
ですが、鈍感な私だからなのか実際に使用してみるとどっちもよく滑るしまぁまぁ止まるように感じました。付属のリストレストを使用している状態だと尚のこと違いがわかりにくいです。
レビューを批判するつもりはありません。むしろジャガアポさんのレビューは楽しく拝見させていただいております。
ROCCAT Tyonもこちらのレビューを見て購入を決めましたw
今後のレビューも楽しみにしています。
PS
黒いほうの面は青いほうに比べてザラザラした感じがあるのはマウスとの接着面が少なくなるのでそれだけ摩擦抵抗が減るため青面に比べて滑るってニュアンスなのかな?とか思ってますw
インターネット上で調べてみてもすぐにはヒットしなかったので、もう少し調べてから記事を修正したいと思います。
個人的には“黒面はザラザラしているから止めやすい”なんて単純な理由で、黒面をコントロール面だと思っています(汗)
ROCCAT製品のレビュー記事は、かなり時間をかけて記述しているので、参考にしていただけてありがたいです!