【レビュー】ゲーミングマウスパッド『ROCCAT Sota』

『ROCCAT』のゲーミングマウスパッド『ROCCAT Sota』をレビューしてみます。

マウスパッドの必要性

本製品の前に“マウスパッド”について簡単に説明しておきましょう。

“マウスパッド”はマウスの下敷きといえる製品ですが、マウスにお金をかけるよりもマウスパッドにかけたほうが良いとも言えるほど重要な存在です。いくら高級なマウスを買おうが、クオリティの低いマウスパッドで使っていては、マウスの力を100%引き出すことができません。逆に、安価なマウスであってもマウスパッド次第では120%の力を引き出すことも可能です。

素材はなんと金属！ハイセンシユーザは必須！

今回購入した『ROCCAT Sota』は、ドイツ発のゲーミングデバイスメーカー“ROCCAT”によるゲーミングマウスパッドです。色は“Granular Black”の黒と“Granular Blue”の青の2色が用意されています。今回、僕は黒色である“Granular Black”を購入しました。

マウスパッドの素材は“布”であったり“プラスチック”であったりしますが、『Sota』の特徴の1つとして使われている素材が“金属”です。しかも、金属製でありながらも布のように柔らかいとのこと。柔らかさは特に気にしませんが（笑）

金属の何が良いのかというと、マウスによるセンサが曲がることなく反射するため、非常に正確なトラッキングが実現されます。特に、ハイセンシのユーザにとっては高いトラッキングを要求するため、ハイセンシユーザにはもってこいの製品ではないかと思います。

実際に開封してみる

パッケージを見回しても、どこにも開封口が見つかりません。「あれ？どこから開封するのだ？」と疑問を抱いていると、答えが側面にありました。

シンプルながらも美しいデザイン！

次にデザインを見てみましょう。

『Sota』はゲーミングマウスパッドながらも、シンプルで大人びたデザインとなっています。それといって龍や閃光のような、いかにもゲーミング製品といったイラストはありません。

また、形自体はよくある長方形の形ではなく角が斜めに切られているなど、少し変わった形です。

大きさ

マウスパッド自体の大きさは、 350×270（mm） と、MacBookPro 17インチの縦4センチ足りない程度です。ゲーミングマウスパッドとしては、中間程度のサイズになりますが、市販のマウスパッドになれている人にとって、十分大きいサイズかと思います。

薄さ

「驚きの薄さ！」というわけではありませんが、金属が挟んであると思えば薄い方ではないでしょうか。ゲーム中に支障はないでしょう。

ハイセンシユーザには大満足

最後に総合的な評価をしてみましょうか。同社製品の『Kone［＋］』を使った方が良いのですが、手元に『Logicool G700』しか無かったので、そちらを使ってみての評価を行いたいと思います。

滑りについて

『G700』自体とても重く、今までのマウスパッドではマウスを動かすのに少し力を入れなければいけませんでした。しかし『Sota』を使うと、今まで（市販の）マウスパッドでマウスを動かす力の半分程度の力でマウスを動かせる感じがします。この滑り具合は、かぶせ持ちでもつかみ持ちでも、表面は粒子プラスチック素材なのでよく滑ります。残念ながら、『G700』の重量とソールのいい加減さで、個人的には満足のいく滑りではありませんでしたが、軽量な他のゲーミングマウスならば満足のいく滑り具合ではないでしょうか。

ズレにくさについて

金属という素材ながらも「布のように柔らかい」と謳っていますが、極端に曲げると痕が残り、滑りに影響が出るかもしれません。持ち運びにさえ注意すれば普通に使っていて、まず曲がることはないでしょう。

汚れやすさについて

先述したように表面がプラスチック粒子なので、若干汚れが付きやすいながらも、とても汚れが落ちやすい構造になっているようです。色が暗めなので汚れが目立ちますが、指でこすれば汚れが消えるほど落ちやすいです。

総合的に言えることは「『ROCCAT Sota』はハイセンシユーザには必須とも言える完成度だが、ローセンシユーザには物足りない」といった感じでしょうか。サイズ的にもトラッキング性能的にも、ハイセンシにはもってこいのマウスパッドだと思います。

お値段 2,780円 。

ゲーミングマウスパッドとはいえ、『Sota』は比較的安価だと思います。Amazon.co.jp でも取り扱われていますが、公式的にはドスパラより購入できます。お値段 2,780円 。