【レビュー】Apple製品漂う、超シャレオツな空気清浄機『BALMUDA AirEngine』
18デザイン家電で有名な“BALMUDA”の空気清浄機を買っていたので、レビューしてみます。
デザイン家電で有名な“BALMUDA”の空気清浄機を買っていたので、レビューしてみます。
これまでで、もっとも強力に空気を吸引する空気清浄機
従来の空気清浄機では部屋の向こう側の浮遊物質を引き寄せられませんでした。離れた空気を引き寄せるためには強力な循環気流が必要です。 これを実現するのがAirEngine独自のWファン構造。部屋中の空気を動かすのでウイルスサイズの微細粒子や大気汚染物質PM2.5はもちろん、花粉などの大きい粒子も吸引することができます。新しい360°酵素フィルターは集じんと同時に除菌と脱臭を行います。美しいデザインと簡単な操作で、安心できる清潔な空気を提供します。
今回ご紹介する『BALMUDA AirEngine(─ エア エンジン)』は、日本企業“BALMUDA(バルミューダ)”が販売する空気清浄機です。
以前同社製品を記事にした通り、BALMUDAは日本の企業です。しかし、いかにも「機械です」と言わんばかりの日本製品とは異なり、デザインに対して徹底的なこだわりをもった製品をいくつかリリースしてきました。
BALMUDAは、製品のデザインだけでなく、Webサイトにおける製品の魅せ方から製品価格の高さまで、Appleに非常に似ています。それは、「Appleが家電を作ったら、こんな感じなんだろうな」と思ってしまうほど。
僕は今年の春に引っ越しましたが、その際にBALMUDAの空気清浄機『AirEngine』を購入していました。半年近く『AirEngine』を24時間稼働し続けてきたので、デザインだけでなく空気清浄機の性能も含めてレビューしてみたいと思います。
それでは早速、『AirEngine』を開封していきましょう。
パッケージは“いかにも”なダンボールで、製品名しか印刷されていません。製品写真すら掲載していないほどシンプル。
ちなみに、パッケージは、パッケージよりも一回り大きい箱の中に入っていました。この箱は流通運搬用の箱で、パッケージが汚れないためのパッケージでもあります。
こういったところにコストをかける部分は、Appleと同様ですね。
パッケージを開封すると、『AirEngine』開発チームからの挨拶文が目に入りました。
この度はお買い上げいただき、ありがとうございます。
AirEngineはこれまでで最も強力に空気を吸引する空気清浄機。
安心できる、清潔な空気をお届けします。バルミューダ
AirEngine 開発チーム
実際、挨拶文が印刷された紙が同梱されている製品は多いもの。
しかし『AirEngine』のように、パッケージ自体に挨拶文が印刷されていると、最初から最後まで文章に目を通したくなります。
『AirEngine』前面の外観は、上の写真の通り。
前面に配置されている円状のパーツは、ボタンではなくステータスランプです。空気清浄機のような空気を扱う製品には、たくさんボタンが配置されていることが多いため、『AirEngine』はとてもシンプルな外観であることが分かります。
『AirEngine』側面の外観は、上の写真の通り。
下部に空気流入口が、中央部には取っ手となるクボミが配置されています。
背面の下部は、『AirEngine』のフィルタを取り外すためのフタが備わっています。
『AirEngine』天面は空気の流出口となっており、ファンが備えられています。
また、この天面には合計3つのボタンが配置されており、ここから本体の操作を行えます。ボタンの役割は、以下の通り。
写真左下の電源ボタンの隣には、鍵マークが印刷されています。電源ボタンを長押しすると“チャイルドロック”のオンオフが切り替わります。“チャイルドロック”は、ロックを解除するまで本体の風量やモードを変更できなくなるロック機能です。
『AirEngine』には、4つのモードが搭載されています。
ジェットクリーニングモードは、フルパワーで空気を循環させ、部屋中のホコリを舞い上げ吸い取る機能です。非常に多くのホコリが大気中に舞うことになるため、“部屋に人がいなくなる、外出前にジェットクリーニングモードを使うと良い”とBALMUDAは推奨しています。
上の写真は『AirEngine』の底面で、電源プラグの差込口が備えられています。『AirEngine』の足には、ラバー素材のソールが貼り付けられているため、引きずっても床を傷つかないようになっています。
空気清浄機は大気中のホコリや砂塵を吸い取るため、フィルタが必要になります。『AirEngine』でも同様で、フィルタは本体背面の黒いフタを外すと見えます。
フタの外し方は非常に簡単。製品名上部にツマミが用意されているので、このツマミを右側に回し、手前に引っ張るだけ。
フタを外すと、フィルタのご登場。緑色のアミアミがフィルタになります。
『AirEngine』には、“360度酵素フィルタ”と呼ばれる独自のフィルタが備わっています。このフィルタは筒状になっており、文字通り360度全方位からチリやホコリを集塵できる仕様です。
360度酵素フィルタは、従来の集塵+脱臭だけでなく、0.1ミクロンほどの微細な粒子を集塵し、酵素によって細菌を分解するとのこと。
AirEngineは吸引した細菌を内部で除菌します。新しい360°酵素フィルターは、特殊な技術によって溶菌酵素がコーティングされています。吸引されてフィルター表面に接触した細菌は分解され、ウイルス、カビを不活化させます。
BALMUDAは1年に1回、フィルタの交換を推奨しています。BALMUDAの公式オンラインストアでは、『AirEngine』用のフィルタが3つ用意されています。
『AirEngine』に付属している360度酵素フィルタは、この3つのフィルタの中で最も高価で、そのお値段 10,080円(税込)。
半年間『AirEngine』を使用してみて、感じたことをざっくりまとめてみます。
僕は週に2回フル掃除するほどキレイ好きなわけですが、それでもホコリは溜まってしまうもの。特に黒く光沢のある家具は、ホコリが目につきます。
『AirEngine』を使用してから、このホコリの溜まる頻度が低くなった気がします。とは言え、ホコリがまったく溜まらなくなるわけでもないので、ここらへんは妥協すべきところでしょう。理想を言えば、まったく溜まらないほどホコリを吸い取ってほしい…。
集塵性能は他社製品の方が優れているのではないかと感じていますが、脱臭性能はなかなかのもの。360度の酵素フィルタが効果を発揮しているのでしょう。
自宅での食後は必ず換気扇を回して脱臭していましたが、『AirEngine』を使用してからは換気扇を回す必要がなくなりました。とは言え、焼き肉のような臭いの強い料理は、換気扇を回す必要がありそう。
『AirEngine』で特に気に入っているところは、静音性の高さにあります。ジェットクリーニングモードはさすがにうるさく感じますが、“中”程度の風量でも静かに稼働するため、就寝時でも気になりません。セーブエナジーモードでは、本当に動いているのか不安になるほど静か。
他社製品では、加湿及び除湿機能を搭載した空気清浄機が販売されています。もしかしたら、『AirEngine』よりもそれらの“全部込み空気清浄機”の方が集塵性能の面で優れているかもしれません。
『AirEngine』は加湿や除湿機能を搭載しておらず、空気清浄だけにフォーカスをあてた製品ではありますが、脱臭効果に期待して良い製品だと思います。
インターネット上では『AirEngine』のフィルタがすぐに臭くなるという評価を目にしますが、僕の場合、そんなことはありませんでした。タバコを吸っていたり、長らく部屋を掃除していないなど、臭いが強い部屋だと使用感も違ってくるかもしれません。
『AirEngine』の良いと感じた点は、以下の通り。
部屋の嫌な臭いが気にならなくなるほどの脱臭性を持ちつつも、就寝時でも気にならないほどの静音性も兼ね備えた『AirEngine』。
シンプルな外観ではありますが、ところどころステータスランプとして用いられているLEDがモダンな雰囲気を漂わせています。
『AirEngine』のイマイチだと感じる点は、以下の通り。
“『AirEngine』の接地面積はA4サイズと同じである”と謳われていますが、なんせ縦長の直方体であるため、それなりに場所を取ります。また空気流入口が本体側面に位置しているため、A4サイズギリギリ入る部分に『AirEngine』を設置しても意味がありません。
毎年取り替え必要なフィルタが高価な点も、イマイチなポイントの1つ。他社製品では数年、長ければ10年に1度の取り換えで良いと謳う製品もあるのに対し、『AirEngine』のフィルタは毎年取り換えなければいけません。これは、フィルタに酵素が使用されているためでしょう。
24時間365日稼働させるので、1年に1度の取り換えくらいは何とも思いませんが、フィルタの価格の高さはちょっと困りモノ。本体価格の初期費用と、フィルタの維持費用、どちらとも高価な製品であるため、無理して買うべきではありません。
“1つの空気清浄機で様々なことができる”という機能面では他社に劣るものの、脱臭性能と静音性、そして何よりそのデザインを考慮すれば、十分買いな製品であると言えます。
多くの人にとっては、フィルタも含めた“価格の高さ”が一番の難点になりそうなため、金銭的余裕があるかどうかが“買い”を分ける重要な要素でしょう。
『BALMUDA AirEngine』は Amazon.co.jp にて 45,000円 程度で販売されています。湿度が下がりホコリが舞いやすいこの時期、買ってみてはいかがでしょうか!
花粉の時期にも使ってもらってその時の効果も知りたいです
ボクは花粉症なので効果があるなら買いたいですねー
・・・これもレビューラッシュに含まれて無かったような。。
実は僕花粉症になったことがないので、試しようがないのですよねぇ…。でも、『AirEngine』の公式サイトを見る限り、23分の駆動でPM2.5を99%除去できるのだとか…。
『AirEngine』はレビュー予定に含まれてますよ〜!
この商品はレビュー予定に含まれていましたか・・・!
ごめんなさい;;
花粉症の僕にとってはありがたい記事...学生だから買えないけど...
まぁ、まず学生さんには厳しい値段ですよね…。
僕もつい3ヶ月前に空気清浄機買いましたよ!!
僕が買ったのはパナソニックのF-VXH35-Wというやつです。
おー、パナソニックですか!
やっぱり空気清浄機は日本のメーカーが安心できますし、効果もありますよね!
当方も空気清浄機は欲しい所なんですけど、さすがにここまでコスパが悪いとなると、ユーザー層が相当限定されてしまいますねぇ。(製品の良さが分かって且つ機能面でも必要十分で、コスパの悪さも容認出来る人で無いと・・・)
というか、旬を逃している感が半端無いですねぇ。ここまで引っ張るのであればもう少し待って空気清浄機大活躍のシーズン直前(年明け?)に出した方が良かったのでは?
てか、あのアポー先輩が・・・、あの黒林檎信者のアポー先輩が、『iPhone 6s/s+』に欲情しないなんて・・・ッ!
残念ながら、引っ張ったつもりはないのです…。本当は購入した春シーズンにレビューしたかったのです…。
そういえば『iPhone 6s』なんていうものもありましたねぇ…(シミジミ
製品のパッケージまでこだわっているのはいいですねぇー
価格は...ですがとても静かってところに惹かれます!
私は寝てるときの些細な音でも目が覚めてしまいがちなのでw
おー!それなら、『AirEngine』は良い製品かもしれません!
…ただ、静かすぎて本当に効果あるのかが微妙なところですが…。
やっぱりバルミューダのデザインはシンプルで綺麗ですねー
そのうち布団乾燥機とかマイナーな家具まですべてバルミューダ一色にできるかもしれないですね
日本企業としても、応援したいところですね!
無印良品の空気清浄機もバルミューダのOEMでしたよね。あちらもMacPro風の何かに見えるので、Moxbitさん向き(?)だったかなと(笑)
無印良品の空気清浄機が発表されたときは「おおっ!」と思いました(笑)
でも今回はバルミューダ純正をチョイスしたのです!
「360度の酵素フィルターが高価を発揮しているのでしょう」
高価の字に入力ミスがありますよ!
あと、iphone7のレビュー記事、楽しみにしてます!
ご報告ありがとうございます、修正しました。
レビュー…はてなんのことやら〜〜?
バルミューダから新たな製品
BALMUDA The Lanternが出るそうですよー!