『iPad Air』と『iPad mini』で悩む必要あるの？買うならもちろん…

『iPad Air』と『iPad mini』で悩む必要なんてありません、買うべきものはただ1つです。

買うなら断然『iPad Air』です

というわけでよい子の皆さんは『iPad Air』を買いましょう。

僕は『iPad Air』を強くオススメしておきます

まぁ結局アレです。このページを見ている人のほとんどは「『iPad Air』か『iPad mini』か、マヨっちゃうヨ！」と悩んでいるかと思います。

僕も、Apple製品だけに限らず、何かしらの製品を買うときは必ず下調べを入念にして、悩みに悩んで購入するタイプなので、その気持ちはよく分かります。でもこういう悩みって言うのはキリがなく、結局誰かに背中を押してもらって買うパターンになります。というわけで、この記事では『iPad Air』のオススメポイントを紹介し、『iPad mini』のダメなポイントのみを紹介したいと思います。

どっちか買おうか、すごく悩む人のほとんどは

• どっちを買っても後悔する
• どっちを買っても満足する

のどちらかに当てはまります。

本音を言うと『iPad Air』も『iPad mini』もオススメしたいのですが、前述のどちらかに当てはまることが分かっているので、ここはあえて『iPad Air』だけを強くオススメする、というわけです。

1. 200グラム軽くなった『Air』、30グラム重くなった『mini』（笑）

まず最初に、『iPad Air』と『iPad mini』の重量を比較してみます。

『iPad Air』は前モデルと比べて、なんと 約200g も軽量化されたことになります。『iPhone 5』や『iPhone 4』は 120g 程度なので、iPhone1個半分の重さを取り除いた軽さになったわけです。それに比べて『iPad mini』は 30g 重くなりました。「こんなに軽いんだぜ」とAppleの発表会でドヤ顔していた、マーケティング担当上級副社長であるフィルシラー氏も涙目です。

初めて『iPad mini』が登場して、『iPad mini』に移行した人の多くがその軽さに感動しました。僕も第4世代iPadから初代『iPad mini』に移行したうちの1人です。
「絶対『iPad mini』じゃなきゃダメ」という人の多くは

• サイズ重視、持ち運びしたい
• 重量重視、手が疲れない方が良い

のどちらかでしょう。
今回の重量化によって、後者の理由で選ぶ意味は薄れたわけです。

「『iPad mini』が重くなった」と言っても 30g です。この重量化については人によってとらえ方が違うかと思いますが、問題なのは“『iPad mini』の 30g 重量増加”ではありません。それだけの問題なら、僕はここまで『Air』を押していないのです。

問題は『iPad Air』が 200g も軽量化されたところにあります。今までは“重量を犠牲にして、パワーと大画面をとるか”か、“パワーを犠牲にして、小さな画面と軽量性をとるか”の2択でした。しかし『iPad Air』の驚異的な軽量化によって、もう軽さだけで『Air』か『mini』かを選ぶ理由はほとんど無意味です。

なので『iPad Air』を買いましょう。

2. 今のiOSは『iPad mini』を意識して作られていない

新しいiPadには『iOS7』が搭載されています。去年初めて登場した初代『iPad mini』には『iOS6』が搭載されていました。僕が『iPad mini』のレビューをしたときには

iOSは小さい画面での使用を前提としていないため、小さくて読みにくい文字やインターフェースが多々ある。

と述べました。

『iPad mini』登場後にリリースされた『iOS7』。「『iOS7』は小さな画面での使用も前提として作られているのか」と思っていましたが、使ってみる限り、小さな画面での使用を前提としていないように見受けられました。『iOS7』では極細の書体を採用している部分が多く、『iPad mini』のように小さな画面でこれらを表示すると、書体が細すぎて人によっては読めなくなってしまうこともあるかと思います。また、文字だけでなくボタン類の大きさも小さく、とあるボタンを押そうとしたら隣のボタンを押してしまうこともあるかもしれません。

なので『iPad Air』を買いましょう。

3. 安さがウリだった『iPad mini』は、5万円から（汗）

『iPad mini』が登場した理由としては“持ち運びしやすい小さな端末”に需要があることも挙げられますが、Appleが意識していたのは『Nexus7』のような低価格タブレットへの対抗でしょう。

『iPad mini』が登場していない当時の『Nexus7』は2万円を切る安さで、それに対して9.7インチ版iPadを購入するには4万円強の費用が必要でした。そこでAppleは『iPad mini』を市場に投入しました。低価格の『Nexus7』対抗としての『iPad mini』は3万円弱しますが、それでも“iPad”というネームバリューに惹かれて新規購入する人も少なくありません。

しかし、新しい『iPad mini』は3万円弱どころか、4万円強も出費しなければいけません。2012年モデルの9.7インチiPadとほとんど変わらない値段なのです。

いくら“iPad”というネームバリューがあったとしても、最低でも4万円ちょっと出費しなければいけないのは痛いところ。4万円出して小さなiPadを買うのであれば、プラス1万円かけて大きなiPadを買った方がコストパフォーマンスに優れます。

なので『iPad Air』を買いましょう。

結論：『mini』は閲覧専用機、それ以外の用途は『Air』が無難

『iPad mini』も『iPad Air』も、性能は全く同じです。違いは重量と大きさだけです。

ほとんどの場合において、『iPad Air』の方が便利ではないかと思います。『Air』よりも軽くて小さい『iPad mini』は確かに携帯性がありますが、『mini』で文章を作成したりゲームをするのはちょっと大変かもしれません。携帯性に優れる『mini』は、あくまで閲覧専用機として使うのがベスト。「iPadでは閲覧しかしない！」という人は『iPad mini』を、「iPadで文章作成やゲームをしたい！」という人は『iPad Air』が良いでしょう。

というわけで、『iPad Air』を買うべきです。